2012/11/18

モノトーン  nature
映画祭から一夜明け、打ち上げ会場のケビンから窓の外をを見ると。

いい雪降ってる。

初雪らしい大粒のぼた雪。

あわてて自宅にカメラ機材を取りに行く。

あわてるのはなぜか?

冬の写真はいつでも撮れるが、初雪は一年に一度。

人生の中でもおおよそ数十回しか経験できないこと。

そしてその美しさはたぐいまれなんだ。


山が近づくにつれ、だんだん白くなる。
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天人峡、森の神様

車から降りた瞬間に静かな電流が背筋を走る。

どんどん雪が降り積もる。

あちこちで雪の重みに耐えられなかった枝が折れてゆく音が、森に響き渡る。

樹々に積もった雪が風のいたずらで雪崩のように落ちてきた。

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【 silent 〜森の神様】

たくさんの雪が舞いあがり、そして、また静かになる。

樹々にはまだぬくもりを感じ、包み込む雪と霧がそれをより一層引き立てる。

これが初雪だけの美しさのひとつ。




七福岩

柱状節理の冷たい岩がむき出しの壁に、強風にたたきつけられ、

湿った雪が着雪し始めた。

まるでパウダーシュガーを振りかけたように独特の模様が浮かび上がる。

雪が降れば降るほど目の前の景色から色が奪われてゆく。

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【雪を迎える 〜七福岩】

みるみるうちに水墨画の世界へと変わっていた。



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