仕事の為、御徒町を歩く五郎さん。
御徒町は宝石関係の店が多いとのこと。知らなかった。
仕事先はもちろん宝石店。そこで仕事の話をするのだが、その流れから「一生懸命仕事をするのは美しい」的な雰囲気になって少しげんなり。その考えは間違ってはいないけれど、何だか飲み会の席で急に政治論が始まった時のような野暮を感じてしまう。このドラマは「食」が中心なのだから月9ドラマのような雰囲気はいらない。
仕事を終え、道を歩いていると腹が減る五郎さん。
そうそう、それこそがこのドラマ。
そして店を探し始める。
ラーメン、インド料理、居酒屋ランチ。
店はあれど、今の自分の「これ」に合わない。
ふと、「羊」の文字を見つける。羊肉専門店「羊香味坊」。
五郎さんの中で何かが呼んだ。
「この胸騒ぎを俺は抑えられない」
で、店に入る。
壁には沢山のラム肉メニュー。予想以上のラム押し。
そして、ラム肉長葱炒め、ラム肉焼売、白身魚とラム肉のスープ、ごはん、キュウリの甘辛酢漬け、ジャン3種、そして、ジャスミン茶。
運ばれてきたそれぞれがことごとく美味そう。いや、美味いに違いない。そして、薬味のジャンを色々な料理に使ってみてさらに美味しく食べる。まさに食の錬金術。薬味にここまでの力があるとは。
大体の料理を食べ終えたが、ここで終わる五郎さんではない。井之頭五郎という野球チームは、1−16で負けていても諦めないし、20−0で勝っていても攻撃の手を緩めない。
スペアリブと麦ごはんのハーフサイズを追加。
熱々というよりアチアチのスベアリブにも薬味。これも大正解。
そして、残っていたラム肉長葱炒めをごはんに乗せて丼にする。何故、丼にしただけで美味しさは増すのだろう。「焼く」、「煮る」、「炒める」だけでなく、「乗せる」というのも立派な調理方だ。
全てを平らげ、ジャスミン茶を飲み干してごちそうさま。
ラム肉料理だけで腹一杯食べたい。そんな衝動に駆られた。
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