天竜川下りのライフジャケット問題がクローズアップされている。
まだ渦の中で舵を取られてしまった、船外機の舵が効かなかった原因ははっきり
していないけど、渦の中で急激にスロットルを上げたためのキャビテーション
(空回り)ではないかな…と想像してみた。違うかも知れない。
…と云うこととは別に<サムシング>では20年ほど前から、ドッグアウトする時には
全員ライフジャケットを着用するような習慣を付けてきた。
時々暑くて、脱いでしまう時もあったが。なんとなくヒヤヒヤした気持ちを覚えている。
それは、何人かの女性クルーを養成するにあたって、事故が起きてはならないし
万一事故が起きてしまった後、自分一人では対処が難しいと思ったからだ。
今のハーバーに移動して約10年が過ぎた。
ハーバーと海上保安庁とは目と鼻の先。
最近ではライフジャケットを着けないで出港すると、すぐに海上保安庁から注意をされる。
また、沖合でも海上保安庁の艇は、アンカリングして釣りなどをしている船にも
スピーカーで呼びかけてライフジャケット着用を注意をしている。
◆ ◆
以前、船検の時に、こんな注意をされたことがある。
「ライフジャケットの着用仕方」のステッカーは貼ってありますか?。
「そんなモノはありません。出航する前に全員装着しますから不要です」
「無料でくれるのだったら貼っておきます」
「いいえ、有料なんですが…」
「じゃあ、不要です。出航前に全員着用するからです」
「…、…、… 一般客船の場合…云々」
「いいえ、不要です」
◆ ◆
救命胴衣格納場所のステッカーは、乗船時には着用しなくても良い。
なにかトラブルがあった場合
「ここにライフジャケットがありますから、絵のように着用してください」
と云うように、思えるけど、へそ曲がりの考え方か(笑)。
また、桜マーク入りの「首掛けタイプ」のライフジャケット。
背中は涼しくて良いけど、ウエストに胴紐を巻いたくらいでは、
首から抜けてしまいますね。
今朝の静岡新聞。
沼津市、狩野川の渡し船でもライフジャケットを着けることにした。
また、西伊豆堂ヶ島の観光船でもライフジャケット着用。
ますます救命胴衣格納場所のステッカーは不要になってしまう。
それにしても、静岡県。
いろいろな水難事故が起きますね。
浜名湖のカッター転覆事故。
http://white.ap.teacup.com/something/919.html