誰かさんのweblogで手帳の話が出ていた。ここ数年、手帳を持たなくなった。それまではメモ魔のように記入して、手帳の中の何処に書いたのか判らなくなってしまうほどだったし、手帳の数も年齢と同じくらい(嘘)の数がたまっていた。
毎年、11月になるとお茶の水にある「ナラシステム研究所」と云うところに翌年の手帳を発注していた。SDダイアリーというヤツだ。10数年前に流行ったバイブルサイズのシステム手帳より小さく、スーツの胸の内側ポケットに入るサイズだ。1970年頃から続いていた。
色々な予定が詳細に書き込まれていたときもあったが、ある日、手帳というモノが不要になってしまった。携帯電話に電話帳が書き込まれるようになったのも一因だが、当時参加していた様々な団体を全部一度に辞めてしまったのだ。
それまでは、夕飯を自宅で食べることは少なく一ヶ月の半分以上は何かの会合で食することが多かった。夜の予定表が多かった。昼間の予定は会社のホワイトボードに書き写していたから、直接書き込めば良くなったのだ。
初めての子供が産まれ「ふっ」と思った。これから毎晩、ウチで食べよう。40歳代はいろいろなボランティア団体に属したり、某大学の美術デザイン科の講師をしたり、業界の役員をやったり予定表が埋まっていることが楽しかった時代でもあった。
最近、再び色々な会への参加を呼びかけられる機会が多くなった。手帳、予定表が必要になる時もイイもんだな…と思い始めている今日この頃だ(笑)。