港湾管理事務所港営課のY課長に呼ばれ、ヨットの係留の件で話をしてきた。
ボクたちが係留しているヨットハーバー、正式名称は「エスメール」と云うのだけど、誰一人そんな名前は言わない(笑)。
来年の6月まで、ボクはここの会長(泣)。
ここは静岡県港湾管理事務所が管理する公営のヨットハーバー。
民間が経営するマリーナではない。
1991年以前に清水港に係留されていたヨットのみを対象としたハーバーで、
不法繋留対策の一環としてなされたモノだ。
ボクたちは一度も不法係留船だと思ったことはないのだが…。
http://white.ap.teacup.com/applet/something/msgcate8/archive
清水港の中には、こんな公営係留施設が、少数艇のモノも合わせて26箇所ある。
他の係留施設に係留してある船のほとんどはヨット以外のプレジャーボートだ。
各々の施設には、それなりの規則があって、この「エスメール」も例外ではない。
2011年までは、新規に艇を入れることはできない。
2011年になったら、色々な条例の変更があると聞いている。
あくまでも不法繋留船を整理するための施設と認識されているのだ。
故に「艇の相続」と云うモノも認められていない。
譲り渡し禁止…と云うことだ。
新規も禁止、譲り渡しも禁止…となってくると、ヨットをやめる時には艇をこの係留施設以外へ売らなくてはならない。
1999年に104隻の係留で始まった、この施設。来年で10年になるのだけど、当時から見てメンバーも同じように歳をとってきているのだ(泣)。
艇を外へ売って辞めて行く艇が増えてきた。
高齢化、経済事情、子供に渡せない…等など。
2008年8月現在で12艇減った。これからも数艇減る話も聞いている。
しかし、県の条例で2011年まで新規の募集は出来ない。
他の係留施設からも
「この船の相続の問題を何とかして欲しい」
「このままでは衰退してしまう」
…という意見が上がってきた。
ヨットの「エスメール」も同様に衰退してしまうのである。
「港に賑わいを取り戻そう」…なんて云ったって、賑わわなくなっちゃう。
また、この104隻が全て加入しなくてはいけない「利用者連絡会」と名前の会を作り運営してきたが、この会費も赤字になっていってしまう。
声を大きく、この「相続の件」について「明日からでも」とお願いをしてきた。
この問題は、ヨットの中の有識者達は利用者連絡会が出来た頃から「声を大にして」行政に云ってきたのだ。
一応、会長の役目ははたしてきたが、どうなって行くのか経過を見守りたい。
このログは、公開しても良いと思っているが、何かの事情で削除することもあるかもしれない。