駿河湾。
日本で一番深い湾で、世界では二番目と聞いている。
1.駿河湾 水深2500m
2.相模湾 水深1500m
3.戸山湾 水深 900m
故に赤、青ラインは砂浜から一気に深くなっている。
レース中、艇を岸へギリギリに寄せるので諏訪湖三人衆はビックリしていた。
浜から投げ釣りをしている人の「浮き」を避けながらセーリング。
コースの途中までは波打ち際から一気に深くなっているのだ。
釣り人の竿の先端に当たるくらいでタック(笑)
…は冗談だけど、そのくらい寄る処もある。
元々、三保半島は安倍川の砂を海流が運んできて堆積した砂嘴。
その海流は北東流。
久能の沖は案外浅いけど、三保本灯台の沖では一気に深くなる。
深いところを流れている海流は上に上昇して北東流とぶっつかり、
三保本灯台沖の三角波、凸凹の場所を発生させる。
海図を観ると、非常によく分かる。
海図のなかの各色の海岸。ここでの浜への寄せ方が、風向風速によって
違ってくるのだ。
西伊豆からの帰路、風が無くなったり、潮目にあたったりするトコですよね。
そこには小さな魚がイッパイ集まるので、釣り場を作る。それが鎌岬沖の魚礁。
そして、ここ10数年、また海流が変わってきた。
右斜め上に流れる黒潮の分流(マゼンダ色)。
その反流として岸ベタは南西流として斜め左下に流れる。
その分流と反流が相まって(渦を巻いて)、またテトラポットの影響もあって
ノコギリ目のような砂浜を造ってしまったのではないか。
微風時、反流に乗り、岸ベタコースを行っても、このテトラポット内側に入ると、
その左巻きの渦の中に入ってしまうことは一目瞭然である。
帰路、渦の中にはいってしまった<ハル2000>を確認しました。
このコトは、レースの「言い訳大会」で、いつもネタに出来るので楽しい(笑)。
住所不定さんと明治くんが、またこのネタに乗ってくれるだろうか?(笑)。
http://white.ap.teacup.com/something/555.html
http://white.ap.teacup.com/something/468.html