今年の時間割は、週初めの月曜日と週末の金曜日が7コマのうち5コマ埋まっていて老体のこの身には実にきつい。その分、週の真ん中あたりは余裕があるのだから仕方がないが、これが1年続くと思うとややうんざりする。
今、2年生の授業で「高句麗好太王碑文」の解説の中で、干支の話をしている。60通りの組み合わせがあることを理解させ、人の場合は一巡すると「還暦」の祝いをすることも話している。数年前までは、まだまだ先のことと思っていたが、なんとあと3年と4ヶ月したら私も「還暦」なのだとしみじみ感じてしまった。
「学校管理案」というデータの載っている冊子が完成してきたので確認してみたら、上から14番目であった。来年・再来年で8人が定年退職する。まさに団塊の世代だ。
ところで、空き時間にいつものようにカメラを持って校内を探索していたら、保健室前に「淡いピンク色」と「明るい紫色」それに「黄色」の花が咲き乱れていた。
「淡いピンク色」は、ヒルサキツキミソウ(アカバナ科)。北アメリカ原産の園芸種の花だが、野生化した帰化植物である。名のいわれは、ツキミソウが夜間にしか花を咲かせないのに対して昼間でも花が開いていることによる。
「明るい紫色」は、マツバギク(ツルナ科:宿根草)。南アフリカ原産の常緑多肉植物。和名は松葉菊であり、葉がマツの葉に似ており、花が菊に似ているとの意味。乾燥に強く、初夏から夏にかけ石垣などに垂れ下がって元気に花を咲かせる。
「黄色」は、金鶏菊(菊科 別名コレオプシス)。北アメリカ原産。明治時代に渡来。美しい花の色、姿、大きさなどから、「金鶏(きんけい:体の黄色い鳥)」を想像して命名された。

ヒルサキツキミソウ

マツバギク

金鶏菊