大晦日である。今年もいろいろなことがあった。この歳になって新しく手がけたことばかりで試行錯誤の連続であった。来年も新しい課題が山積みになっている。どうなることか不安でいっぱいだが、まあなるようにしかならないと開き直ってやるしかないか。
さて、下社城の北西方向、環状2号線の西の高台の上に貴船神社と龍華山神蔵寺がある。貴船神社は、柴田勝家の祖父の勝重が築いた一色城の跡である。今川氏親(義元の父)の侵攻を防ぐために、尾張の守護斯波義統(よしむね)の命令で柴田勝重が築いたのがはじまりという。神蔵寺は、柴田勝重が雲岫麟棟大和尚を招き、文亀元年(1501)に創建した。東海四十九薬師霊場の二十七番札所でもある。観音堂には、弘法大師の作と伝えられる薬師如来がある。日光菩薩・月光菩薩並びに十二神将は、宝永4年(1707)に祀られる。平成12年(2000)11月に500周年の慶讃法要が行われ、山門の脇に祈念碑が建てられている。本堂脇の墓地には、一色城主柴田勝重の墓があり、墓の前に案内碑が建てられている。

貴船神社 一色城跡。

神蔵寺山門

神蔵寺本堂

神蔵寺観音堂

「一色城主柴田源六源勝重公之墓」の碑

後ろの五輪塔が柴田勝重の墓