海に浮かぶ白い帆船をイメージした独特の建物が名古屋港ポートビルである。その3・4階に名古屋海洋博物館がある。海洋博物館は、名古屋港を支える様々な技術と船の入港する仕組みを展示した「港のコーナー」、海上物流の主役コンテナをテーマにした「コンテナのコーナー」、名古屋港の歴史を“熱田浜の時代”“名古屋港の築港”“開港から現在まで”に分けて紹介し、書籍・ビデオ・パソコンによる情報提供をする「歴史と情報のコーナー」。 古代から現代にいたるまでの海上交易や現在の姉妹港を紹介した「世界とのつながりコーナー」に分けて、特に小中学生の学習に役立つよう工夫して展示されている。
私にとっては、歴史のコーナーの一角がことに興味深く、藩政期の宮の渡しや名古屋港開港当初の復元ジオラマなどを見てイメージを膨らませた。

ポートビル

海洋博物館内の展示。尾張藩の印の入った御用船。

干拓の歴史のパネル。

江戸時代の宮の渡しのジオラマ。

私は稲永新田に住んでいたが、稲富新田と永徳新田を合わせて稲永新田ということをこの図で初めて知った。

開港当初の名古屋港のジオラマ。