アカネ/よく見ると数メートルにわたり一面キラキラと光る実があった。アカネは「赤根」で根が赤く、優秀な染料らしいが、この実も染料となるようだ。これで染まった色が茜色なんだね/
昨日は風が強かったが、久々にのんびり林道を散策してきた。
そんで、途中、コナラの実を拾って食べていたら、最近顔見知りになった年配の方と出会った。
私は、人の顔をなかなか覚えられなくて、見たことある人だな〜と思ってたら向こうから声をかけてくださった。
この方、昨年の夏、幕山山頂で初めて出会い、幕山の周回コースの草刈りや梅林ガイドのボランティアをやられている人と知った。
そのとき、キクアザミやカセンソウ、スズサイコなど希少種を花が咲いているときに刈らないでほしいと一緒に歩いてもらいお願いしたのである。
そのことをすっかり忘れていたが、その後、2、3回出会い、そのつど忘れ、してたが、今回やっとそのときの方だとはっきり認識できたのだ。
で、色々話しながら歩いたら、私が説明して一緒に歩いた時から一念発起し植物の名前を覚え始められたようだ。そんで、この一年半の間に250種を覚え、写真を撮り、なんと湯河原商工会館ですでに写真展までやられたというのである。
負けたね〜。
しかも、幕山が好きでボランティアまでやられているぐらいだから、植物観察もまずは幕山のすべてとし、一週間に最低でも一度は通われていると言われる熱の入りよう。
私のホームグランドに初めて登場した新・植物観察人である。
そして、私が探しに探してまだ見つけられない希少種の数点をすでに探し当てられていたのである。
ま、それがあるのは私がまず入らない観光客の多いエリアだそうだが、それでも絶滅してしまったかと思ってたのがあったのだから感動である。
で今回も得意になり、いくつか知らないだろうと思える植物を聞かれもしないのに教えてしまったのだ。
こんなことがあり、なんだかうれしくなったのだ。

1