テンに遭遇した日、リスの新たな食痕も二つ発見した。
一つは幕山入り口、三角州エリアのエビフライ。
幕山入り口周辺のリスの巣が一つも無くなり、最後にエビフライを見たのが昨年の7月頃。
そして、今年1月25日に新しいエビフライを発見し、新たなリスが住み着いた可能性を思ったが、ついに期待していた散策道脇の倒木の上に2、3時間以内の食べたばかりのエビフライを見つけたのである。(雨に濡れてないし、種の翼や殻まで残っていることから)
ここらには雪の日に足跡が必ずあったし、水源地の松林からは遠過ぎるし、周辺のどこかに巣があると思っていたが、この散策道脇の倒木で食べるのを見たのは、巣がいくつかあった3年前以来。
生活の場としているからこそこんな危険な場所でも食べられる、と判断できるのだ。
二つ目の食痕は、直径6、7センチのマメ桜の樹皮である。
これはリスの森の西端の林道沿いの桜で、林道から手が届くリスにとったら危険なオープンな場所である。
リスがコナラなどの樹皮を齧るのはわりとよく見られる行動だが、ここまで皮を剥いだのは初めてみた。
これから観察されたのは、樹皮を食べるのではなく、皮を剥ぎながら、皮下にある甘い樹液を舐めたと思えることである。
一定間隔に歯形が残っているのから、下から順に皮をめくり上げていったようだ。その皮の端がなめしたようにも見えるから、ひょっとしたらその皮をかんで樹液を出した可能性も考えられる。
しかし、どこの巣のリスがやったのだろ? 不思議だ。

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