今年の忘年会は、isa隊員が丹沢の清川村にアトリエをかまえたので、宮ヶ瀬ダム周辺の山歩きと、そのあとを飲み会とすることにした。
しかし、私は海は別にして、湯河原周辺の森しか歩いたことがなく、丹沢はもちろん初めてなのだ。
そして始まった、冒険ではまずクルミの木の数の多さに驚き、リスの生息数が半端でなさそうに思った。
森へ入る前から何本ものクルミの木を発見し、森へ入って数10mいかないうちにクルミとクリの食痕が沢の石の上に乗っているのを発見。周囲を見渡すと、大きなクルミが数本あり、一本のクルミにはクマ棚があり、近付いてみるとクマの爪痕がついている。ドヒャー!
地元の森ではまず考えられないことだが、ここは大小の山が延々と続く丹沢である。でもまだ道路からわずかに入っただけでこれである。
で、宮ヶ瀬ダム周辺の山を一日観察したわけだが、まず私の足元がよくないことに気付かされた。みなさん登山靴だが私はズック。斜面を歩くのに滑って大変だった。
しかし、終わってみればリスの巣を5個も発見でき、それがホウノキやコナラにかけられていて私の初見だったこと。ともかくこのコースには松が少なかった。
わずかに低い松が見られた標高500mほどの尾根には、小さな松ぼっくりを食べた小さなエビフライがたくさんころがっていた。クルミが多くとも松の実も食べたいのである。
巣はまた、葉の落ちた樹上の高いところにあり、下から見上げればよく見えた。これらは今出入りしたら目立つから使われてないはずだ。
下りの杉林の中に、杉の甘皮のリスのベッドが落ちていたから、杉の枝にかけた巣もたくさんあるのが想像された。
ともかく、この標高600mほどのコースには、山頂までクルミの木があり、クルミの食痕がころがっていたのである。
やはりこのメンバーで観察に行くと、みんなの目がすごくて、楽しい。隊長に著書「頭骨コレクション」を頂き、道行きでシカとカモシカの角トギの違いなども教わった。
今回、わたしははじめてだったやまぼうしさんにもハリギリ、ウラジロの木などを教えてもらう。
isa隊員、K-ta隊員には鍋をやってもらうし、お世話さまでした。
野良こねこ隊員は参加できなかったが、今年は隊員2名が増え、探検隊もわずかだがにぎやかになってきたゾ。

0