写真はスミレを主に観察した場所だが、この茅場は昨年広く刈り込まれ、トラガリ頭のようになっている。
ここの山頂付近の松林にリスが生息するものの、茅場には当然いない。だからあまり魅力を感じなかったのだが、クルマでゆっくり走っているとキジの親子がカルガモよろしく道路を渡ったり、ときにウサギに出合ったりもする。
今回もスミレを探していたらノウサギの糞があちこちにころがっていたし、キジやヤマドリの糞(写真上)も発見した。ヤマドリもこんな開放地まで出てくるのである。
一度、頭上を飛んで行ったから間違いない。
だが、これまで観察したヤマドリの糞は太さが15ミリ以上あり、キジのはなぜか10ミリぐらいと極端に差があるのが不思議。
キジも大きな糞をするというデータがどこかにないだろうか? あったら教えてほしい。
この上部の散策路へ少し入ったら、道の真ん中に大きめの糞を発見する。
太さが私の小指と同じで倍の長さがあるから、20ミリと120ミリである。
棒を突き立てにおいを嗅いだらひどく臭い。このとき二つに折れてしまったのだが、まずキツネの糞で間違いないだろう。
この糞は小鳥を食べたもののようで、ちぎれた羽根の軸の付け根部分、羽柄が二つと羽毛クラスの小さな羽の軸がたくさんみえる。
キツネはこの広い茅場に潜んでネズミやノウサギ、キジや小鳥を捕まえているのだろう。
糞のすぐ近くにたまたま小鳥の巣も発見する。
握りこぶし二つ分ぐらいと案外大きな巣で、ガビチョーのものかと思ったが、以前ブルーのタマゴが入った巣を撮影したのは、オワン形で半円の上部が開放されたものだった。
これは入り口が斜め横に造ってある。さて誰の巣だろうか?

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