5月の晴天が続いたとき、林道の水たまりはほとんど干涸びてしまった。
オタマジャクシやタマゴは全滅してしまったかもと行ってみたら、卵魂を撮影したあの側溝の一箇所だけにごくわずかな水が残っており、黒い小さなオタマの固まりが背中が水面から出るぐらいにしてうごめいていた。
あとまる一日も晴れれば全滅しそうだったから、近くの低木などを刈り、水面が隠れるよう日陰を作った。
そしたら翌日久しぶりにたっぷり雨が降り、オタマはかろうじて助かったと思った。
その後は水が枯れることもなく、先日久々にのぞいたら、淀んで油の浮いたような水たまりに大きな波紋がいくつも出た。
膝を突いて顔を近づけたら、いたいた、オタマでなくカエルの顔をしたまだ尾が残っているやつが。
ピクリとも動かないから、落ち葉などにまぎれて見つけられない。すごい保護色である。
あれだけたくさんあった卵魂から生き残ったのはこの水たまりの20、30匹のみ。他の水たまりものぞいてみたが、案の定オタマの波紋が出ることはなかった。
林道工事がカエルの生態を大きく変えていることなど誰も知らないだろな。来年は斜面をスコップで掘り、数カ所枯れない水たまりを作ってやろうと思う。
話は変わって、前回コアカソとしたイラクサ科の植物は間違いなのに気づいた。
日本の野草(山渓)によると、コアカソは葉の大きさが4〜8センチとあり、半低木で茎の下部は木質化し、よく枝分かれし高さ1〜2メートルになる、とある。
前回のはそもそも葉の大きさが10数センチもあったから、まったく違った。
で、isa隊員の日本の野草300(夏・秋)をみていたら、なんとクサコアカソの写真のキャプションに、神奈川県湯河原町撮影、とあるではないか。
いつの間にこんなの撮影したのだろう。
とすると、次の写真がクサコアカソか? それともコアカソ?
分からん!
このイラクサ科の植物、いくつか写真に撮ったり調べたりしたけど、図鑑に載ってないのがほとんどで、手の出しようがない。
それとも変種が多いのだろうか?
今日はこれから久々のキス釣りだ。釣れるだろうか?

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