近くに子供がいたかもしれない。視線の方向を気にしてた
私に気づかず落ちたクワの実を食べ始めた。
シャッター音に気づきこちらを注視する。毛が逆立っているのか。
一ヶ月ほど前のこと。キツツキの巣穴にカメラを向けていたとき、メガネの左端に何か動くものを感じた。
姿勢をそのままにし、そっと顔だけ横へ向けると、なんとそこにタヌキがいるではないか。
このタヌキ、目鼻立ちがくっきりし、きれいな毛皮をもっている若い個体だった。
カメラを振ると、タヌキは一瞬でブッシュへ逃げ込み、撮影できなかった。だが子供が出歩いているところをみると、このあたりに巣穴があるのじゃないだろうか、と思ったのだ。
そして、ここを通過するときはいつタヌキが出てもいいように心の準備をしていたのだけど、それっきり音沙汰なかった。
今日は運動不足解消が目的で、林道を10キロ以上を目標に、300mmと55mmだけ持ってトットコ歩いたのだ。
その帰り道、子タヌキをみた場所から100メートルのところまで来たら、なんと道路の真ん中にいきなりタヌキが。
しかも、こちらに気づかず地面に落ちたクワの実を食べ始めた。
もっと近寄りたいが、動くと察知されるし、30メートルぐらい離れていたがとりあえずここで連写した。
露出も何も調整しいていないが、カメラから顔を離すと一瞬で逃げられるのである。
あとでチェックしたらなんとか写っているものの、拡大するとザラザラの雑音。思い出した! ひょっとして、前回使ったときのiso1600のままではないのか、アチャー。
このタヌキ、ボロぞうきんみたいにきたないし、子育て疲れした親だろうか、それとも夏毛(?)に変わっている途中?。
とりあえずタヌキは初の撮影である。
う〜ん、なんとかせねば。

0