ヤブレガサ/
片浦林道では白銀林道で見られない植物がたくさんあった。
というか林道脇だけ調べているせいだと思うが、たとえばどこにでもありそうなヤブレガサとか、アキノタムラソウとか、これまで目にできなかったものを一気に見られた感じである。
写真上のヤブレガサは、見たかった植物の一つで、まずこれが目に付いて、あるところにはあるもんだと感動したのだ。
次のアキノタムラソウやタカトウダイ、オトコエシなどもそうである。これらもどこにでもありそうだが、こちらではすぐ発見する。
片浦林道沿いの方が白銀林道のようにツルで鬱蒼としたところばかりでなく、土の斜面(土手)が広かったりするのがあるかも。
白銀林道も西の方へ行けば同じような環境があるはずだけど、リスを観察する数キロの間には少ないのだ。
アキノタムラソウ/
タカトウダイ/
実にブツブツがあるのが特徴。
オトコエシ/
また、林道脇に水がしみ出しているところがあり、ここにはセリやミゾソバがあった。これも白銀林道なら入り口から7.8キロ先まで行かないとないだろう。
やまぼうしさんのブログにミゾソバが載っていて、何だろうと思ったばかりだったが、これが溝蕎麦で、たしかにミゾにあったのだ。
ミゾソバ/
セリ/
また次のヤブミョウガのような植物もいつもの場所にはない。これも白銀林道のどこかにあるはずだが、ともかく今は一番身近な目抜き通りのような場所だけを見ているからだろうと思う。
ヤブミョウガ/
まだまだたくさんあるが、いろいろ調べても分からなかった次の植物を今回の最後に取り上げてみる。
こいつは不思議な赤と黒の模様の実を付けているから成体だと思うが、輪生する特徴ある葉の形からも分からなかった。
この写真、林道脇の2メートルあるコンクリートの壁をよじ上って撮影したもの。
擦り傷に免じて教えてやってくだされ。
投稿してすぐ昨日見た図鑑のトチバニンジンが頭に浮かんだ。図鑑にあった実は赤だけだったが、変異があるかもと調べたらピッタンコだった。お騒がせしました。
また翌日、やまぼうしさんよりこれがソウシシヨウニンジン(想思子様人参)で珍しいものであると教えられた。
それだけでなく、ネットや図鑑で調べても、葉は普通5枚で7枚あるのはなかった。これもめずらしいのでは?
ソウシシヨウニンジン/(想思子様人参)ウコギ科トチバニンジン属
今日は遅くから海。でも雨だな〜。

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