「ツリフネソウ・シモバシラ・オオバノヤエムグラ・他」
植物
ツリフネソウ/
一昨日は午前午後と海だったが、昨日は客もなく午前中だけ林道へ行ってきた。
今回の一つの目的はキク科シオン属のイナカギク(ヤマシロギク)、ノコンギク、シロヨメナの見分け方の勉強である。
以前シロヨメナとしたのはまったく根拠が弱く、間違いである可能性が高い。
そもそもネットで色々検索しても、ときどき違うことが書いてあるし、どれを信用していいのやら・・・。
イナカギクとノコンギクの違いはisa隊員の「日本の野草300(夏・秋)が最も分かりやすかったが、シロヨメナの記載が少ないし、山渓の「日本の野草」にも載ってない。
図書館の神奈川県植物誌を調べに行ってみよう。
写真上はツリフネソウである。こんな面白い花が何年も通った林道脇に知らずに咲いていたんだね。
次はシモバシラ。やまぼうしさんが何度かシモバシラの写真を載せていた記憶があるが、あれはこの植物が冬に水を吸い上げ凍ってできた造形だったのだ。
シモバシラ/
次はヤエムグラ。あちこちで見かけたように思うのだが、たぶんきっちり同定したのは今回が初めて。他の植物といっさい交じらず、単独の株であった。誰かにあちこち食べられていた。
ヤエムグラかと思ったが、葉の数が4〜6枚だし(ヤエムグラは8枚が多い)、林内の暗いところにあったし、オオバノヤエムグラのようである。よく調べたら果実がタマ一つでクルマムグラのよう。訂正します。
クルマムグラ/
次はヒメキンミズヒキ。やけに小さいキンミズヒキを見ることがあり不思議だったが、幕山植物相にこの名が記載されていて、調べたらそうだった。
オシベの数がヒメキンミズヒキが5〜6本で花が小さく、キンミズヒキが10〜13本としているネット図鑑があった。葉が小さく丸いのが私の見たキンミズヒキとの顕著な違いだった。
ヒメキンミズヒキ/
次は日本の野草300で見かけたことがあるように思ってペラペラめくったらチョウセンアサガオに同じような実があったが、よく見ると違う。でもナス科だろうと調べたらイガホオズキが当たった。これがけっこうたくさんあった。
イガホオズキ/
次は付録で、葉のすべて5対が対生している2株のハコネクサアジサイ。今頃咲いているのも珍しいし、本来あまり見かけない場所なんだけどね。
ハコネクサアジサイ/
今日は船を陸揚げすべきか?

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