バアソブの蕾(萼)/
ジイソブの葉は波打っているのが多いがこれはすっきり/
バアソブの葉裏には短毛がびっしり。ジイソブは無毛/
昨年、バアソブを発見したと思ったら、翌日だったか草刈りが入り、場所すら見失ってしまった。
今年は絶対にこれを探し出し、きっちりと同定をやり直したいと、すでに5、6回ぐらい探索に出ていた。
そして今日、トウバナ属の撮影でもと、遊歩道の脇を見ながら歩いていたら、なんと、目にひょいと飛び込んできたのがツルニンジンのチョウチンと4つ輪生する葉。
やったー、と思ったね。
ジイソブは昨年の観察でいけば8月末頃からチョウチンを付け始めるから、これはおよそ一ヶ月早い。見失ったバアソブでまず間違いないだろう。(昨年の8月23日に花の咲いたのを発見している)
まさか今日見つかるとは思わなかったし、見つかるとしても花が咲いてからだろうとあきらめてはいたけど、一応、トウバナ探しはバアソブ探しも兼ねていたのである。
そして、急いで葉をめくって見たら、ジイソブの葉裏になかった短毛がびっしりある。
これまでジイソブの葉を数えきれないほど触ってきたが、これにはジイソブのぺたっとした感じが無く、やはりざらつく。昨年はこれすら確認できなかったのだ。
それと、あとで気づいたのだが、バアソブがあったのは、ここで見失ったかもって思った一番の場所だった。
ついにやったね。
盗掘するなよ〜!
バアソブは国の絶滅危惧2類で、神奈川県の絶滅危惧1A類。総数50株未満の希少種だ。

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