ツノトンボ/前翅より後翅がだいぶ短い/
ヒラタアオコガネ/コガネムシ科スジコガネ亜科/毛だらけなのが特徴/
前項の続き。
写真上は「ツノトンボ」。
ツノトンボはトンボに似ているが、トンボ目でなくアミメカゲロウ目(脈翅目ともいう)で、頭の触覚2本の角が特徴。
ツノトンボ科には翅の黄色いキバネツノトンボと体の黒っぽいオオツノトンボ、写真のツノトンボの3種がいるだけ。
このツノトンボ、どのぐらい生きるか調べたら、羽化して成虫になってからの寿命はたった約3ヶ月だった。
その間にやることは生殖活動のみだろう。昆虫の命はみな短く、とてもはかないように思えてしまうが、本人達はどうなんだろといつも思う?
次はコガネムシ科スジコガネ亜科の「ヒラタアオコガネ」。
このヒラタアオコガネ、元は関東以西に分布して、ある解説に「温暖化のせいか北上し、関東でもときどき見られる」と書いてあったが、ネットを調べていると神奈川どころか埼玉あたりでもよく見られるようだった。
温暖化がどんどん進んでいるということだろうか。
このヒラタアオコガネの特徴は長い毛に覆われていること。
写真のヒラタの毛は特別多いようで、前翅に3本の縦筋があるのが見えないほど。
しかし、他のコガネムシに毛はないのに、何のためなのだろう。

0