クロスシート車が多く充当される名古屋線急行は山田・鳥羽線に直通する列車も多く、日中は松阪発着が2本、五十鈴川発着が1本の計3本を運行していますがどちらも転クロの5200系列とL/C車の両方が充当され、名古屋方にロングシート車を2両連結した6両編成が基本になっています。クロスシート車とワンマン対応車の連結も見られ、それも見所の一つですが運賃箱がある車両が急行に充当されるとローカル感も味わえるので面白く、楽しみも増えるので趣味的には有り難いです。

(2020.8.21 近鉄蟹江〜富吉間にて撮影)
名古屋線のL/C車は7編成いますが大阪近辺でお馴染みの5800系は1編成だけで、あとの6編成は2610系と2800系の改造車です。2610系はX21・X26・X27の3編成がL/C車化されていますが後のB更新でそれぞれ異なる形態になり、趣味的に面白くなった反面当たり外れが大きくなった気もしています。
※撮影した列車は近鉄名古屋10:41発の五十鈴川行き1031レで、X26ほか6両編成です。

(2020.12.31 米野にて撮影)
3編成いる2610系のL/C改造車のうちX21は近鉄初のL/C車として1996年に運行を開始し、後のB更新で座席を5820系と同じ物に一新するなど体質改善が図られていますがトイレの洋式化は行われておらず、使いにくい和式のままであるためそこが残念なところです。7編成いる名古屋線のL/C車でトイレが洋式化されていないのはX21と5800系DG12の2編成だけであり、私の中では来たら当たりのはずなのにトイレのせいでハズレになっているので洋式化はしてほしいです。
※撮影した列車は近鉄名古屋13:21発の松阪行き4337レです。