「阪神1000系、大物・西九条での撮影(西大阪線時代)」
阪神電気鉄道(近鉄直通関係)
阪神なんば線西九条〜大阪難波間が開業する前、新線区間での試運転を行うため旧西大阪線区間の営業列車が長年続いた4両編成から1000系・9000系の6両編成に切り替わりましたが、新線区間が開業して近鉄との相互直通運転が始まれば余程のことが無い限り見られなくなる6両編成の西九条行普通を狙いたいと思い、何度か撮影に出掛けていました。
大物・出来島・福・伝法・千鳥橋・・・といずれも阪神車の6連程度なら撮影出来そうな感じであり、4連時代には出来島と伝法で撮影したものの6連になってからも伝法は撮影ポイントの一つとして選んでいるため、阪神なんば線の撮影に伝法は外せない存在になっています。一方で出来島は4連時代に撮影しただけで6連になってからは一度も行っておらず、そろそろ行こうかって思っているものの地上駅の福や尼崎に近い大物を選んでしまうため素通りばかりです。
大物での撮影は尼崎行のりば(現在は阪神なんば線尼崎・三宮方面)の尼崎寄りで狙いますが、尼崎車庫に留置されている車両も確認出来るため列車が来ない時は車庫に留置されている車両を眺めて時間を潰していました。訓練で阪神に来ていた近鉄車(9020系2連2本と1252系2連2本)の留置も見られ、今も近鉄車の留置が見られます。
西九条での撮影は前にも取り上げていますが、試運転をやっていた頃はホームを工事していたため停車位置は千鳥橋寄りでした。試運転は尼崎から営業運転して来た列車が1番線に到着して乗客を降ろしてからホームの九条寄りに移動して一旦停止し桜川に向けて発車していました。桜川から戻って来た列車はそのまま尼崎行となりますが、本来の停止位置よりもかなり手前に一旦停車し、ゆっくりと停車位置まで移動して客扱いを行っていました。近鉄との相互直通開始後は停車位置が変わったため6両編成の列車なら停車中でも編成で撮れるようになりました。
完全な終点だった頃の西九条は千鳥橋方のポイントも両渡りで1番線・2番線のどちらからも尼崎方面に出発することが可能でした。実際には2番線だけを使用し1番線は使われていませんでしたが、2番線で工事がある時など特別な事情で2番線が使えない時は1番線を使っていました。新線区間での試運転が始まるのと同じ頃に千鳥橋方のポイントが片渡りの物に交換され、1番線から尼崎方面には出発出来なくなっています。現在は西九条発着の列車は1本も無いためこの片渡りが使われることは無く、難波方面から乗って渡り線を見たらレールが錆びていました。