昨年3月に阪神なんば線西九条〜大阪難波間が開業し、近鉄との相互直通運転が始まりましたが、それを前にひっそりと姿を消した車両がいました。その車両は1編成しか無く出合う機会も非常に少なかったのですが、休日に運用に入っているところを何とか撮影することが出来たのでここで取り上げたいと思います(^_^)
その車両は8701形・8801形・8901形(以下8901形と記す)と呼ばれていましたが、8000系とは全く関係の無い車両で、私も何で8000番台にしたんだろうって思ってしまいました(^_^;)元々は3801形・3901形(以下3901形と記す)という形式で、4両固定×3編成が新造されたのですが、1編成は原因不明の脱線事故を数回起こすなど不調のため早々と廃車され、残りの2編成が6両固定1編成と2両固定1編成に組み替えられ、6両固定が8901形、2両固定が7890形となり、8901形は本線優等用として、7890形は武庫川線用としてそれぞれ使われることとなり、8901形が廃車された今では7890形が元3901形の最後の生き残りとして活躍を続けています(*_*)
撮影したのは2006(平成18)年ですが、阪神が阪急と経営統合した頃なので前面に阪急阪神ホールディングス誕生の副標識が取り付けられています(*_*)旧阪神顔の車両には丸型のものが取り付けられましたが、車両の絵が阪神9300系と阪急9300系という当時一番新しかった車両が使われたのが特徴でした(^_^;)
撮影場所は千船と尼崎ですが、千船は当時準急停車駅であったものの日中は普通しか停車せず、新旧ジェットカーの乗り比べも兼ねて尼崎からこの駅まで移動しました(^_^;)この駅では普通が特急(直通特急を含む)の通過待ちをしますが、撮影した日は8901形が特急運用に入っていたため堂々と普通を追い抜く姿が見られました(^_^)
一方、尼崎は当時駅改良工事が行われており、今とは配線が異なっていました(*_*)当時は西大阪線(現阪神なんば線)も赤胴車と青胴車の両方が活躍しており、片開き扉車の7861形も2+2の4両編成で運用に入っていました(*_*)赤胴車では西大阪線用の行先表示が入っていないため常に表示は「普通」で、「西九条−尼崎」の行先板を取り付けて運用に入っていました(^_^;)赤胴車の行先板使用はかつては武庫川線でも見ることが出来ましたが、同線のワンマン化により今は見ることが出来なくなりました(>_<)