「伊賀鉄道860系忍者電車(緑バージョン)を撮る」
近畿日本鉄道(狭軌路線・鋼索線・索道線・子会社)
スルッとKANSAIの3dayチケットを使って近鉄大阪線に乗りに行った時に「そういえば伊賀神戸もスルッとKANSAIのエリア内なんだよなぁ〜」って思い、伊賀鉄道の200系(元東急1000系)もまだ撮っていなかったので駅舎や近鉄車の撮影と合わせて伊賀鉄道の車両を撮るべく伊賀神戸に行くことにしました。
大阪上本町から青山町行の急行に乗り、伊賀神戸に着くと伊賀鉄道のホーム(5番のりば)に電車が停まっており、860系の忍者電車(緑バージョン)でした。側面の猫(?)の絵が可愛いらしく、泉北高速鉄道の5000系「ハッピーベアル」を思い出してしまいました。
緑バージョンのペイントが施されているのはSE61(861F)で、忍者電車になったのは1997(平成9)年ですが、当初は青バージョンでデザインも異なっていました。他にピンクバージョンのSE66(866F)が1998(平成10)年から活躍していましたが、200系と入れ替わる形で引退してしまいました・・・
現在投入されている200系はSE51(201F)とSE52(202F)の2編成ですが、どちらも忍者電車でSE51は青バージョン、SE52はピンクバージョンです。なお860系は鋼製車であるためペイントでしたが、200系はステンレス車であるためラッピング仕上げです。
緑バージョンのSE61の発車を見送り、次の伊賀鉄道の列車を待つことにしましたが、やって来たのは860系のレトロカラーでした。ダークグリーンのカラーでしたが、こちらについては次回取り上げることにしたいと思います。レトロカラーは他に820系登場時のマルーン+銀色の細い飾り帯を再現したSE63(863F)がいますが、今回は撮影出来ませんでした。
860系のカラーは元々近鉄標準色だったのですが、忍者電車やレトロカラーにより標準色の編成はSE67(867F)だけとなってしまい、標準色すら珍しい存在に感じてしまいますが、200系は2編成とも忍者電車で標準色すら無く、今後新しい標準色が登場するのかが気になります。東急1000系の200系への改造工事は東急テクノシステム長津田工場で行われましたが、伊賀鉄道に搬入された時は東急時代そのまま(側面の車番と社紋は撤去済み)であったため、今後忍者電車や広告ラッピングが施されない編成が出た際にどのような感じに仕上がるのか楽しみです。