大阪市営地下鉄千日前線を走る車両は25系の一形式だけであり、全線が地下であることから撮影はしにくく、似たような構図になってしまうことから殆んど撮りに行っていませんでしたが、最近になってリニューアル車が現れたことから「これは面白い、両方撮れる良いチャンスだ」って思い近鉄の塩浜検修車庫行きを中止した日に一日乗車券を使って行って来ました。
当日は中央線の20系と近鉄車を中心に撮る考えで、千日前線はおまけ程度に撮るつもりだったのですが、雨があまりにも酷いため九条で少し撮影してから直ぐに阿波座に移動し、野田阪神に向かいました。野田阪神を選んだのは始発駅であり、停車時間が長いためですが、薄暗い2番のりばの様子を見たかったというのも理由の1つです。
常に列車が発着する1番のりばは明るく、エレベーターやエスカレーターも設置されていますが、向かい側の2番のりばはこれ等が全く無く、朝のラッシュ時に到着列車はあるものの折り返しは全て回送であるため乗ることすら出来ず、使わない時間帯は入れないようになっています。新型の発車案内は設置されていますが・・・
野田阪神の2番のりばは北改札口(終端側の改札口)にしかつながっておらず、階段にはロープが掛けられていましたが、変わった構造になってるなぁ〜って思ってしまいました。1番のりばでリニューアルした25系が来るのを楽しみにしながら薄暗い2番のりばを眺めて待っていたのですが、何本待ってもやって来るのは原形車ばかりで、6本待っても来なかったため諦めて南巽まで移動することにしました。
途中でリニューアル車とすれ違わないか確認したのですが、一度もすれ違うこと無く終点の南巽に到着してしまい、ここでようやく回送表示で待機中のリニューアル車が見られたものの営業中の編成は全て原形車ということがわかり、車内をじっくり見る機会が無かったのは残念なことでした。
ただ、原形車であっても車内案内表示器やドアチャイムの設置が行われていたり、シートモケットが新柄に変わっている編成もあるので見た目は同じでも車内のバリエーションは幾つかあり、それで楽しめるのは趣味的に有難いことだと思っています。また千日前線ではないのですが、谷町線に続いて御堂筋線にも30000系を導入することが決まり、デザイン画も発表されましたが、番号の付け方は新20系に準じたものになると見られるので31000代になると思われ、中央線など更に他の路線にも導入されることが無いかが気になるところです。千日前線用の35000代車が登場することは一生無いと思いますが・・・