「近鉄1420系河内国分行普通電車、大阪上本町での撮影」
近畿日本鉄道(大阪・名古屋線系統)
一昨日、近鉄週末フリーパスを購入するため大阪上本町駅に行くと、6番のりばに「1521」という番号の車両が見え、「あれっ、1420系がいる」って思ってしまいましたが、一見只の一般車にしか見えないこの車両も実は近鉄初のVVVFインバータ制御車であり、側面に立派なVVVFマークを付けて短距離から長距離まで幅広く活躍しています。
5200系を除くと近鉄のVVVF一般車では唯一の普通鋼製車体である1420系ですが、乗務員室直後に座席があるためモ1421が先頭に立つと座って前を見ながらVVVF音を楽しめるというファンにとっては非常に有り難い車両です。ただ、モ1421は中間に入っていることの方が多いのでその機会になかなか恵まれないのが痛いところです。
一時運用から外れて高安検修センターで休車扱いになっていたことがありましたが、車体更新を行って運用に復帰し、内装も化粧板や床をシリーズ21に準じたものに一新したほか座席も模様入りのモケットに一新しました。ただ、車内表示器やドアチャイムは無く、1400系並みの設備に留まったのは残念ですが。
写真は大阪線の短距離運用では定番!?の河内国分行普通に充当される1420系を大阪上本町で撮ったものですが、1枚目が一昨日撮影した6番のりばでの姿、2枚目が翌日撮影した3番のりばでの姿です。同じ編成の同じ行先を2日続けて撮ることになるとは思ってもいませんでしたが、1420系は1編成しか無い貴重な車両なので見掛けたらつい狙ってしまいます。
河内国分行普通は終日走る上に本数も比較的多いですが、使われる車両や組成が豊富なので何枚撮っても飽きることはありません。5200系が使われることもありますが、あの距離で3扉・転換クロスシートとは贅沢だなぁ〜って思ってしまうことがあります。また短距離列車は他に高安行がありますが、河内国分行と違って車庫への入庫を兼ねた列車もあるため高安に到着して入庫したらそのまま入りっぱなしで出てこないってこともあります。なお河内国分行は普通電車しかありませんが、高安行は準急もあり長距離路線の短距離優等列車になっています。