先月20日のダイヤ変更で近鉄〜京都市交烏丸線間の直通急行が減便され、京都市交10系を奈良県内で見掛ける機会が減ってしまいましたが、近鉄車(3200系・3220系)の方は6両編成の入線出来る区間なら何処でも入るので烏丸線乗り入れ区間外の近鉄京都や橿原神宮前、そして阪奈間にも入るなど幅広い活躍を見せています。乗り入れ区間外では急行での姿を見ることも多いですが、阪奈間では準急以下の列車ばかりです・・・
烏丸線乗り入れに使う3200系・3220系が急勾配の多い阪奈間を走るのを見ると、「東武で言うところの9000系列や20000系列が山岳線区を走っているみたいなもんだな」って思ってしまうことがありますが、左右非対称で非常扉のみの前面を持つ3200系・3220系が抑速制動を使いながら下っていく姿などは普通の地下鉄乗り入れ用車両とは一味も二味も違うって感じます。阪奈間では回送で阪神の桜川へも顔を出し、阪神の駅名標との組み合わせを撮ることも可能です。
写真は阪奈間の普通電車に充当される3200系を撮ったものですが、1枚目は新生駒トンネルを抜けて石切の4番のりばに入るKL03(3203F)の大阪難波行、2枚目は額田に停車中のKL06(3206F)の大和西大寺行です。同系は京都市交仕様(黒地に白文字)の「国際会館」や「竹田」といった他の形式では見られない表示が入った専用の方向幕を備えていますが、大阪難波や旧国名に対応していない旧幕が多く、写真のKL03とKL06も旧幕です。
3200系の特徴は前面や方向幕だけでなく塗色や起動時の音などもあり、塗色は現在の標準であるマルーンとアイボリーの2色塗りを初めて採用しましたが、他の形式に比べマルーンの部分が広く、同系だけのオリジナル仕様になっています。窓周りを見ると違いがわかると思います。また起動時の音は同系と1420系でしか聴くことが出来ないもので、制御装置を交換する前の小田急1000形に似ていました。お互いに三菱VVVFですが、登場はこちらの方が早く、他形式車と連結しない完全な固定編成という点が異なっています。(小田急1000形は8両・10両固定を除いて他形式車と連結可能で、近鉄の三菱VVVF車で言うなら1620系みたいな感じです)