「近鉄2050系RC51、名泗コンサルタント編成だった頃の姿」
近畿日本鉄道(大阪・名古屋線系統)
近鉄名古屋線を走る3両固定車を見ると、多くが丸屋根車であり「車体更新・B更新で延命しているけど、車齢の高い車両ばかりだよなぁ〜」って思ってしまうことがありますが、その中で2編成だけ存在する2050系は1201系や1400系と同様に角張ったスタイルで、「これが来たら当たりだなぁ〜」って思ってしまうことがあります。ただ2050系も来年には30周年を迎え、3両固定車の若返りをそろそろ真剣に考えなければいけない時期に来ているのではって感じています。
2050系というと私の場合マルーンとアイボリーの標準色での姿より名泗コンサルタントのラッピングを施した姿の方が印象に残っているのですが、2編成しか無いのにRC51(2151F)、RC52(2152F)共に名泗編成になっていたことがあり、「標準色が1編成もいなかったことがある形式なんて近鉄では2050系だけでは?」って思ってしまいました。RC51はつい最近まで名泗編成を維持していましたが、定期検査を受けた際に標準色に戻ったため2050系の名泗編成は終了しました。
写真は近鉄名古屋の1番のりばで発車を待つRC51の富吉行普通電車ですが、名泗コンサルタントのラッピングは地下でも非常に目立っており、「2000系のCTYや過去に5200系などで見られたパイロゲンもそうだけど、ラッピング車は暗い地下駅を明るくしてくれる力があるように感じるなぁ〜」って思ったことがありました。他路線よりもラッピング車が多いのが名古屋線の良いところって思うこともありますが、名泗編成は徐々に数を減らしており現在は1230系VC31(1231F、2両固定)と1000系T07(1007F、3両固定)の2編成だけになってしまいました。
2050系は2編成共ワンマン対応にはなっておらず、日中は単独で名古屋線の普通電車や四日市準急での活躍がメインになっていますが、ラッシュ時は他形式車と連結して5両または6両で運用に入ることもあり、名泗編成だった頃はノーマル編成との組み合わせでちぐはぐになることが多かったため珍光景になっていました。ただ2050系同士を連結することは滅多に無く、「綺麗に揃った6両編成が多く見られるようになればいいのに・・・」って思ってしまうこともあります。