大阪市営地下鉄谷町線で走っている30系も残り2編成になってからは見る機会が激減し、最近では全く見なくなってしまったので「とうとう予備車になったか・・・」って思っていたことがありましたが、少し前に9月末で引退することを知り、「今や貴重な切妻の地下鉄車両なのに残念だなぁ〜」って思ってしまいました。25日(日)からは前面貫通扉に「さよなら30系」と書かれた円形のステッカーが貼られていますが、日曜日の決められた運用にしか充てないので日常的な姿はもう見られず、寂しさを感じます。
そして、30系置き換えのため増備が続いている30000系は30系が残り2編成になった時点で11編成になっていましたが、昨日第12編成が運用に入っているのを確認し「遂に12本目も来たか」って思ってしまいました。実際に谷町九丁目から大日まで乗りましたが、車内は従来の30000系と変わっておらずLCDも従来サイズだったので「今回も変化無しか・・・」って思ってしまい、LCDだけでもワイドサイズになれば嬉しかったです。
30000系は谷町線のほか御堂筋線にも配置され、今後中央線などにも進出していくのかが気になるところですが、個人的には内装が24系や近鉄車(7000系・7020系)よりも劣って見える中央線の20系を置き換えてほしいって思っており、同線や近鉄けいはんな線であれが来るとガッカリしてしまうことがあります。一応車内表示器やドアチャイムはあるので大ハズレって訳ではないのですが、近鉄7000系に乗った後にあれに乗ると格差を感じてしまいます。
写真は大日で撮影した30000系ですが、同系の行先表示は前面がフルカラーLED、側面が3色LEDと異なっており特徴の1つになっているものの個人的にはフルカラーLEDに統一してほしいって思っており、側面の3色LEDを見る度に「これじゃ30系や22系に使われている幕の方がいいよなぁ〜」って思ってしまいます。ただ大阪市営地下鉄は阪急千里線・京都本線と相互直通運転を行っている堺筋線に準急(線内は各駅に停車)がある以外は優等種別が無く、堺筋線でも市交の車両(66系)が準急に充当されないことを考えると本格的にフルカラーLEDを採用したところで宝の持ち腐れになりそうであり、試しに行先ごとに色分けすれば効果を発揮出来るのではって思います。
30000系の行先設定画面です。運良く撮影出来たものですが、通常ダイヤで使用する大日・八尾南・都島・文の里・喜連瓜破のほか普段使用しない守口・東梅田・谷町四丁目・谷町九丁目・天王寺・田辺・長原も入っています。なお回送・試運転・臨時は実際の表示に合わせて設定画面でも赤地に白文字になっています。