「近鉄1620系&1437系6両編成(逆組成)の大阪上本町行き急行、高安付近での撮影」
近畿日本鉄道(大阪・名古屋線系統)
近鉄大阪線の急行は必ずトイレ付き車両を含む編成が充当される阪伊間急行とトイレ無し編成のみで組まれた編成が充当されることもある名張・青山町急行の2種類があり、後者はVVVF車だけで組まれた6両編成もあるなど見所がありますが、編成内にトイレ付き車両が含まれない4両固定車では一番新しい1620系が充てられることもあり、逆組成(大阪方から4+2)になることもあるので面白いです。
1620系は4両固定車が5編成(VG21〜VG25)、6両固定車が1編成(VF41)いますが、急行は最大6両編成までなので面白い組成が見られるのは4両固定車だけです。抵抗制御の2410系と組んだ凹凸編成からVVVF車同士の編成まで様々な組み合わせが見られますが、台車や制御装置まで揃った組み合わせは滅多に見られず「1437系と組んでくれれば完璧なのになぁ〜」って思ってしまうことがあります。前に台車が揃っていたので「綺麗な組成が来た」って思ったら相方が1253系で「ああ〜惜しいなぁ〜」って思ってしまったこともあったので・・・
写真は高安付近を走る大阪方から1620系VG25(1625F)+1437系VW39(1439F)の大阪上本町行き急行ですが、どちらも三菱VVVF車で台車もボルスタレスのKD-306系で統一された綺麗な逆組成で、「この組み合わせの急行が撮影出来るなんて・・・」って思ってしまいました。正規の組成(大阪方から2+4)でも1620系と1437系の組み合わせは見る機会が少なく、まして急行の逆組成でこれが撮影出来るとは思ってもいなかったので撮影直後は驚きましたが、今思えばラッキーなことでした。
急行は6両編成が最長なので逆組成かブツ6位しか珍組成がありませんが、快速急行だと8両編成や10両編成があるので珍組成も多くなり、1620系も阪伊間列車の増結車として使われることがあるので上手くいくと下りで唯一大阪上本町〜名張間を10両編成で運転する3821レ(上本町8:15発宇治山田行き、平日のみ)に充当されることがあります。1620系が「快速急行 宇治山田」(側面は「この車両名張まで」の表記が入る)を表示する機会がある唯一の列車ですが、トイレがあったら常に青山越えが出来るのに勿体無いって思ってしまい、5800系と同性能なのに伊勢へ行けないのも残念って思ってしまいます。