「東武30000系10両編成、半蔵門線直通列車での姿」
東武鉄道・野岩鉄道・会津鉄道
今月24日(火)に東武野田線で活躍していた8000系のトップナンバー8101Fが所属の南栗橋車両管区七光台支所から渡瀬北留置線へ廃車回送され、「トップナンバーだから50周年までは持たすだろう」って思っていた私の思いは叶いませんでしたが、あと少しで就役50周年を迎えられただけに残念に思います。同編成は60000系就役記念イベントの際にクハ8101のスカートと連結器がお色直しされた状態で展示されていただけに尚更です。
そして、私が気にしているのは8000系の廃車だけでなく30000系の東上線転属や10030系の野田線転属など幾つかありますが、特に30000系の東上線転属は本来の活躍場所ではない路線への転属だと思っており、半蔵門線直通列車で活躍していた時と同じ6+4の10両編成ながら両先頭車(クハ31600形・クハ34400形)は電気連結器が取り外され、中間で向かい合わせになっている先頭車(クハ36600形・クハ31400形)は乗務員室機器を撤去して中間車(サハ)扱いになってしまったので30000系らしさが半減してしまったように感じています。
30000系は現在も31606F+31406Fと31609F+31409Fの2編成が半蔵門線直通列車での活躍を続けていますが、当初は区間準急・通勤準急で停車駅の多い区間準急がメインだったこの直通も7年前のダイヤ大変更で急行・準急になり、日中は急行10分おきなので直通初期に比べると利便性は上がっているように感じます。ただ10両編成主体になったことで北千住から館林・新栃木方面に行くのに久喜や南栗橋で乗り換えなくてはならないのが当たり前になってしまったのは残念ですが・・・
写真は春日部で撮影した区間準急時代の30000系半蔵門線直通列車ですが、1枚目は31603F+31403F、2枚目は31612F+31412Fです。どちらの編成も半直から外れて大分経ち、31603F+31403Fは東上線に転属してしまったので今はこの場所で見ることも出来ません。東上線に移った30000系も既に7編成になり、最終編成の31615F+31415Fも南栗橋車両管区(本区)で転用改造を受けているので間もなく東上線所属車の方が数が多くなってしまいますが、30000系が区間準急で半蔵門線に直通していたのも昔話になってしまいそうです。