「近鉄23000系6両編成の阪伊乙特急(汎用形代走)、松阪での撮影」
近畿日本鉄道(特急・団体用車両)
初めから本題と異なる話題になってしまうのですが、今月21日(土)からの3連休を前に東武鉄道の100系「スペーシア」が車両故障を起こしてしまい、3連休の間一部の特急「けごん」「きぬ」が300系で代走して該当列車の利用客には特急料金払い戻しの処置が取られるという異常事態がありました。格差が大きいとは言え一応特急車の300系を使いながら特急料金払い戻しの処置を取ったことに驚いてしまいましたが、近鉄だったら23000系伊勢志摩ライナーの運用を汎用形特急車が代走しても払い戻しの対象にはならず、一般車か団体用車両が代走しない限りは有り得ないことだと思っています。個人的には20000系「楽」の特急代走を見てみたいのですが・・・
23000系運用の汎用形での代走は同系が検査等で運用から外れた時に見ることが出来ますが、デラックスシートやサロンカーが無くなってしまうのでサービスダウンになってしまい、「出来れば避けたい列車だなぁ〜」って思ってしまうことがあります。しかし、その反対だと逆に得した気分になり、「ずっと23000系で代走してくれればいいのに」って思ったりもしますが、本来レギュラーシートしか無い列車にデラックスシートが追加されるのだから当然と言えます。
写真は本来汎用形特急車の4両編成が充当される6904レ(賢島9:05発大阪難波行き阪伊乙特急)に充当された23000系の黄色編成ですが、こうして見ると本来の23000系充当列車と何ら変わらず、「発車案内も撮影しておいた方が良かったかなぁ〜」って思ってしまいました。撮影場所は松阪ですが、この駅の発車案内は未だに液晶ディスプレイに交換されておらず旧来のソラリーのままで、年季を感じさせます。構内自動放送は名古屋線の主要駅で使われているものと同じで、「大阪難波行き特急 難波行きの特急 伊勢志摩ライナーがまいります」と放送していましたが、代走時にもちゃんと対応出来ているのは嬉しいことです。
6904レの23000系代走は結構長く続いたようで、私も松阪や宇治山田などで数回見ることが出来ましたが、9月最初の3連休(14日〜16日)に宇治山田へ行った時は12410系4両編成が充てられているのを確認したので「ありゃ、元に戻ってしまった」って思ってしまいました。宇治山田(鳥羽)から伊勢中川まで続行の912レ(宇治山田9:52発名古屋行き特急、鳥羽延長時は鳥羽9:40発で運転)が21000系アーバンライナーplusの指定運用なので代走中は短時間で23000系と21000系を見ることが出来、どちらも好きな私にとっては非常に有り難いことでした。