「近鉄2000系3両編成の四日市急行、近鉄蟹江での撮影」
近畿日本鉄道(大阪・名古屋線系統)
近鉄名古屋線の3両編成列車を見ると必ず2回以上2000系を見る私ですが、1編成だけいたトイレ付きのXT07が観光列車「つどい」に改造されて伊勢志摩エリアに行ってしまったので名古屋近辺で見られる2000系はトイレの無い編成だけになってしまい、「特徴のある編成が減ってしまった」って思うようにもなってしまいました。10100系から流用した台車を履くXT01とXT02は特徴的ですが・・・
2000系は「つどい」に改造されたXT07と10100系から流用した台車を履くXT01・XT02を除く全ての編成がワンマン対応になっており、名古屋線のほか湯の山線や鈴鹿線でも活躍していますが、面白いのは日中に3両編成で走る名古屋〜四日市間の短距離急行で、ワンマン対応車の運用になっていることから2000系にとって絶好の活躍場所です。2444系や1010系が入ることもありますが、丸ボディ車をじっくり見られるのも特徴的で各形式ごとに異なる部分を探して楽しむのもいいって思っています。
日中の四日市急行は3両トイレ無しという時点で既に異端児って言えますが、名古屋と四日市の発着ホームも他の急行と異なるので別の種別の列車を見ているようであり、「これ本当に急行?」って思ったこともありました。私は前に四日市から蟹江まで移動する時に使いましたが、四日市の発着ホームが5番のりばなので「湯の山線の列車だって思って乗ったらえらい目に合うな」って思ってしまい、更に蟹江でも特急通過待ちのために4番のりばに入るので見事な異端児ぶりです。
写真は下りの四日市行き急行に充当される2000系XT08で撮影場所は近鉄蟹江ですが、上りと違って下りはここでの特急待避は無く、弥富でも待避しないので名古屋から四日市まで先着する列車になっています。名古屋を名阪乙特急(大阪難波行き)の1分後に発車し、次の名伊乙特急(宇治山田行き又は鳥羽行き)との間隔が大きく開いているので当然と言えば当然ですが、3両編成で急行って感じがしない四日市急行が下りだけとは言え無待避で走るのはある意味凄いことだって思ってしまうことがあり、トイレ付き車両を含む6両編成が当たり前の名伊間急行とは格が違うって思いが私の中にはあります。勿論格上は名伊間急行の方ですが、四日市急行も名古屋〜四日市間の速達列車の強化に大きく貢献しており、今後の発展に期待したいです。