「名鉄3500系&3100系6両編成の急行を神宮前で撮影する」
名古屋鉄道
名鉄の神宮前駅で列車を眺めていると各駅に停まる普通電車から一部特別車の特急、更に全車特別車の空港特急「ミュースカイ」まで様々な列車を見ることが出来、全車一般車の列車でも2両編成の列車から6両・8両編成の列車まで幅広いので面白いですが、編成が長くなると2形式以上の連結も当たり前になり、電気指令式ブレーキを備えた車両だとスカーレット1色の鋼製車とステンレス車の連結も見られたりします。ただ近鉄のように先頭車が幌や幌枠を備えた貫通タイプではないので先頭同士の連結部は通り抜け出来ませんが・・・
神宮前に発着する優等列車は全車一般車だと急行のほか準急もありますが、名鉄の準急は一時瀬戸線を除いて全廃されていたことがあり「あれだけエリアが広いのに準急が無い時期があったなんて・・・」って思ってしまったことがありました。そのせいか名鉄の優等列車は特急と急行のイメージが強く、特に急行は停車駅の少ないものから多いものまで多彩だった上に途中で種別変更するものもあったので全パターンを覚えるのは大変なことでした。
写真は神宮前に到着する3500系・3100系混成の急行ですが、1枚目は名古屋本線から来たク3616ほか6両編成(豊橋方2両が3100系)の岐阜行き、2枚目は常滑線から来たモ3201ほか6両編成(常滑方4両が3500系)の新鵜沼行きです。名鉄の急行は複数の路線に跨がって走る列車も多く、慣れないうちは時刻表や発車案内等をよく見て確認しておかないと目的の駅に行けなくなってしまう危険性がありますが、慣れてしまうと楽しみながら行けるようになるので面白味も上がります。
3500系と3100系はどちらも前面運転台側窓下に「ECB」のプレートが取り付けられており、電気指令式ブレーキであることをアピールしているように感じることもありますが、先に登場した3500系に比べ後から登場した3100系は車体が角張っているのでより引き締まって見える時があります。ほかに3100系と同じ車体で4両固定車の3700系がいますが、3形式は相互に連結することが可能なので3500系と3700系の8両編成(4+4)や3500系(または3700系)のみの8両編成(これも4+4)で運用に入ることも出来、ロングシート車なので輸送力列車にもなります。ただ日中は6両編成が最長なので組んだとしても見られませんが・・・