「東武9000系9103F、急行川越市行き(東上線内普通)での姿」
東武鉄道・野岩鉄道・会津鉄道
昨年3月16日(土)より東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転が始まったことで既に副都心線に入っていた東武車・西武車も東横線に入ることになりましたが、中目黒で東武9000系列や50070系が日比谷線に乗り入れて来た20000系列と並んだり横浜駅で東武車・西武車が見られたり昔だったら有り得なかったことが現実になり、「東上線の車両が横浜で見られるようになるなんて・・・」って思ってしまったことがありました。ただ東横線に入る東武車の運用は少ないので見る機会も少ないですが・・・
東武車は10両固定なので東横線内では優等列車(特急・通勤特急・急行)にしか充てられませんが、日中の東横線〜副都心線〜東上線直通列車は東横線内は特急、副都心線内は急行、東上線内は普通とそれぞれ種別が異なり、東横線内と副都心線内はどちらも速達列車なのに東上線内は各駅に停まる普通電車になってしまう設定に私は「東横線に乗り入れるようになっても東上線内各駅停車は変わらなかったか・・・」って思ってしまいました。それでも川越から横浜まで私鉄で直結したことは大きく、「よくやった!」って思えました。
写真は東横線との相互直通運転が始まる前に和光市で撮影した9000系9103Fの急行川越市行きですが、渋谷から急行で来たこの列車もここからは普通電車になってしまうので乗務員交代と共に種別表示も白地に黒文字の「普通」に変わってしまいます。また撮影当時の急行は土休日ダイヤでも明治神宮前には停車しておらず、「急行」の表示も赤地に白文字の一種類でしたが、同駅への停車が開始されてから土休日のみ「急行」の表示が赤地に黒文字になり、同じ種別なのに平日と土休日で雰囲気が変わってしまいました。
東横線から副都心線を介して東上線に直通する下り(東横線では上り)列車のうち、東横線内特急・副都心線内急行の列車は川越市行きが大半なので他の行先が見られたら貴重って思えることがありますが、その中でも9000系と9050系は昔から見慣れていることとリニューアルしてよりレベルアップしたためか最高の姿って思えます。9000系は内装を全面的に一新し50070系並みになったのでリニューアル前とは雰囲気がガラッと変わり、「9000系もここまで変わると昭和生まれとは思えないなぁ〜」って思ってしまうこともありますが、同系で唯一平成生まれの9108Fも同じリニューアルが施され、車体が10030系と同仕様のビードプレス加工なので側面から見ると10030系のリニューアル車を思わせます。ただ台車がボルスタ付きだったりパンタグラフがシングルアームだったり細かな違いが幾つもありますが・・・