「近鉄6400系&6422系4両編成(重連)、大阪阿部野橋行き準急での姿」
近畿日本鉄道(狭軌路線・鋼索線・索道線・子会社)
阪奈間や大阪線では日中の準急が区間準急に変わり、優等列車というより普通電車に近い感じになってしまいましたが、南大阪線では今も準急が終日に渡り多数運行され、日中も大阪阿部野橋〜古市間で10分間隔を維持しているので「この線の準急は何か革命的なことが起こらない限り大減便になることは無さそうだな」って思うこともあります。日中は阿部野橋〜河内長野間の列車が4本、阿部野橋〜橿原神宮前間の列車が2本設定され、編成両数は4両または5両を基本としていますが、橿原神宮前発着の列車は古市〜尺土間の途中6駅(駒ヶ谷・上ノ太子・二上山・二上神社口・当麻寺・磐城)が4両編成までしか停車出来ないので古市で増解結を行うことがあり、古市〜橿原神宮前間では2両〜3両の短い編成が見られることもあります。
3両編成以下の短編成準急は名古屋線でも見ることが出来ますが、あちらは堂々と駅を通過しているので見事な短編成優等になっており、「各駅停車の区間だけの南大阪線とは違うなぁ〜」って思ってしまうことがあります。最も南大阪線の阿部野橋に近い区間で準急が3両編成だったら大混雑&積み残しだらけになってしまい、大問題ですが・・・
写真は橿原神宮前を発車し阿部野橋へ向かう6400系Mi05+6422系Mi31の重連ですが、この線の4両編成は2+2の重連も多く、6400系列を中心に6600系や6820系も充てられるので結構面白いです。大抵は6400系列で揃ってしまいますが、その6400系列も新造時期によって仕様が異なっているので綺麗に揃っているように見えて実は微妙に異なっていたってこともあり、写真みたいな6400系+6422系になると車体構造は勿論台車まで異なるので異車種連結と大して変わらなくなってしまいます。
橿原神宮前で見られる南大阪線・吉野線の重連は準急・急行のほか特急でも時々あり、16000系+16400系(または16600系)のような新旧混結凹凸編成もあるので一般列車と共に狙いたいところですが、さくらライナーを除く4両編成の列車は16000系唯一の4両固定車Y08+Y51が充てられることが多く、重連狙いで待っていてもパッとしたものが撮影出来ないってこともあるので地道に何度も行くしかありません。上手くいけば一般列車でも6600系+6820系が見られるかも知れないので何度行っても損ってことはなく、2+2の重連でなくても阿部野橋方から3+2の逆組成で6600系か6820系が含まれた編成を撮影出来ることもあるので地道な積み重ねは大事ってことが実感出来ます。