「近鉄大阪線、丸ボディ車で統一された急行を撮影する」
近畿日本鉄道(大阪・名古屋線系統)
近鉄大阪線の中〜長距離列車の主力になっている急行・快速急行を見ると阪伊間を結ぶ列車は2610系等のトイレ付き編成が必ず充てられますが、大阪上本町〜青山町(一部名張)間の列車はトイレの無い編成も充てられるので急行はトイレ付きって思って待っているとそれが来て「何で〜?」って思ってしまうこともあります。編成数や運用の都合があるので仕方がありませんが、一部は伊勢方面への連絡列車になっているので出来るだけトイレ付きを優先的に充ててほしいです。
日中は上本町〜名張間の急行が伊勢方面への連絡列車になっていますが、これを使って伊勢方面へ行こうと思った時にトイレ無し編成が来ると上本町から伊勢中川までの108.9kmをトイレ無し編成で移動しなければならず、かつての東武の準急みたいな大移動になってしまいます。土休日ダイヤだと急行は6両編成ばかりですが、平日ダイヤだと一部4両編成も見られ、乗り継ぎによっては4両→2両→6両になることもあるので趣味的には面白く、宇治山田が最終目的地でない時は乗り継ぎ移動でのんびり行くのも一つの手です。
写真は高安付近を走る丸ボディ車だけで揃った大阪線急行ですが、1枚目は2430系AG38ほか6両編成の名張行きで2410系・2430系で揃った見事な編成、2枚目は2410系W23ほか6両編成の上本町行きで伊勢方4両は2610系の初期車です。どちらも青山越えをしない急行ですが、トイレ付き車両が含まれる編成とトイレ無し車両のみで組まれた編成とでは同じ急行でも格が違うって私は思っており、撮影だけならどちらが来てもいいですが実際に乗る時はトイレ付きの方が嬉しいです。
丸ボディ車だけで揃った急行も2610系を含む編成だと阪伊間列車でも度々見掛けるのであまり珍しいとは感じないですが、オール2410系・2430系だと同系列の4両固定車が少ないためか珍しいって感じでしまうことが度々あり、撮影に行った時に見事記録出来たらラッキーって思ってしまいます。2410系・2430系の4両固定車は6編成(AG29・AG30・AG33・AG37・AG38・AG43)いますが、AG33とAG43は1810系のT車であるサ1970形を組み込んでいるので編成美が整っておらず、他の4編成に比べ後から4両化したのが見え見えなので急行で来ると「ガクッ」ってなってしまうことがあります。他の4編成もAG29・AG30とAG37・AG38では若干仕様が異なり、AG37・AG38は2430系だけで揃った数少ない4両固定車ではあるものの車番の下一桁が揃っておらず、完璧な「綺麗な編成」になっていないのが残念なところです。