「近鉄2013系観光列車「つどい」、宇治山田での撮影」
近畿日本鉄道(特急・団体用車両)
伊勢市〜賢島間で週末を中心に運行している観光列車「つどい」は安い料金(普通運賃+300円)で利用することが出来、「楽しみがいっぱいだなぁ」って思ってしまうこともありますが、特急列車でない観光列車を用意してくれたことに私は「さすが近鉄」って思ってしまい、伊勢方面に行くのがより楽しくなったと感じています。列車は賢島からの上り1本目(7086レ)を第1便、伊勢市からの下り1本目(7289レ)を第2便としていますが、明星車庫を基地として運行しているので賢島への送り込み回送と明星への入庫回送が発生してしまい、「出入回送も明星〜伊勢市間だけにして伊勢市〜賢島間は客扱いにすればいいのに・・・」って思ってしまうこともあります。
「つどい」に使われる車両は2000系で唯一トイレを備えていたXT07を改造した2013系ですが、外観は2000系時代の面影を残しているものの前面と側面の行先表示器は撤去され、側扉も一部撤去されて埋められるなど大きく変化しており、「一般車もここまで変わると凄いな」って思ってしまうこともある程です。他の編成と組んで運用に入ることが原則として無いためク2107の前面にあった幌も取り外されていますが、電気連結器は残っているので他の一般車との連結は可能で、昨年大阪上本町駅でうまいもん列車と並べて8番のりばに展示された時は2800系AX17と連結して同駅に入線しました。
写真は宇治山田で発車を待つ2013系「つどい」の下り1本目(7289レ)ですが、同列車は伊勢市を12:22に発車し宇治山田でも3分停車するので「宇治山田始発みたいだな」って思ってしまうこともあり、伊勢市から乗らなくてもいいなって思うこともある程でした。私は上本町7:15発の阪伊間急行(721レ)に乗って伊勢エリアに行くことが多いので「つどい」に乗り継ごうと思うと待ち時間が長くなってしまい、賢島からの上り2本目(7388レ、第3便)を狙うことも考えていますが復路は阪伊甲特急を使いたいので7289レ狙いでいこうと思っています。
宇治山田は「つどい」の撮影をするのに丁度良く、上り1本目(第1便)の7086レと下り1本目(第2便)の7289レをまとめて撮影出来るのも有り難いですが、編成だけでなく1両ずつ撮影するのも良く「個性があるから1両ずつの方が記録になるんだよなぁ」って思ってしまうこともあります。「つどい」は伊勢市方から1号車・2号車の順で名伊特急と同じ号車の振り方ですが、1号車のク2107には風のあそびばと呼ばれるスペースがあり、この部分は側扉は残っているもののスリッドと大きなガラスが設置されているので大雨等の荒天時以外は扉を閉めず、外の風に当たりながら移動出来るのも魅力的です。また3号車には1810系の廃車発生品を一部使ったこども運転台もあり、運転士気分が味わえるのも嬉しいことで「子供から大人まで楽しめる魅力ある車両だな」って思えます。