「しまかぜ」のミニ電車を見た後は順路に従って工場内を見ていきましたが私が目にとまったのはコンプレッサー(CP)の展示と実演で、古い物と新しい物が並べて置いてあったので「車両部品もこうして見ると面白いよなぁ」って思ってしまいました。近鉄電車も車両数が多いのでCPも種類が多いですが、古いタイプは交換や廃車で数を減らしているので音を楽しむなら今のうちにしておいた方が良さそうです。
最初に私が見たのはD-3-FR型で、展示してある1台に加え部品棚の上にも2台置いてあるのを確認しましたが現在近鉄でこのCPを搭載しているのは6200系の一部だけで、いずれ無くなりそうな気がします。部品棚にあった2台のうち手前の1台はチョークで使用不能と書いてあったので部品取りになってしまったようです。
こちらは展示してあったD-3-FRです。同型のCPは私がかつて東武鉄道の路線に積極的に乗りに行っていた時に同社の5000系列や8000系でよく見ましたが音が良いので結構ハマっていました。他に阪急の古い車両にあったD-3-NHAも結構気に入っていました。
隣にはHS-10型が展示されていました。このCPは2410系等の古い車両にも搭載しているので見る機会も多いですが低騒音型なので動作しているのに気付かないこともよくあり、HS-20より優秀だなって思ってしまうこともあります。このCPは動作体験す ることが出来ました。
最後は50000系「しまかぜ」に搭載しているスクリュー式CPです。HS-10とは全く異なる形態でカバーが開いてなかったらCPであることが分かりにくいです。近鉄でこのCPを採用しているのは今のところ50000系だけですが、今後新造される近鉄電車全てにこのスクリュー式が採用されていくのかが気になっており、私としては低騒音型を増やしてほしいって思っているので普及させてほしいです。