「阪伊間急行に充当される近鉄5200系&9020系」
近畿日本鉄道(大阪・名古屋線系統)
近鉄における長距離列車は特急を除くと大阪上本町〜五十鈴川間がメインの阪伊間急行と名古屋〜五十鈴川間がメインの名伊間急行になると思っている私ですが、阪伊間の列車は東武の快速・区間快速並みに距離が長く片道139.1kmを下り列車は約2時間20分程度で走っています。東武の快速・区間快速は野岩鉄道会津鬼怒川線・会津鉄道線に直通する列車も多く片道190.7km(浅草〜会津田島間)を走破するので阪伊間列車以上ですがこれに充当される6050系が近鉄の急行車みたいにトイレの洋式化や内装のリニューアルといった大規模な工事を受けておらず、来年の3月には同じ区間を走る特急が新車(500系)を使って設定されることが確定しているので乗車や撮影は今のうちにしておいた方が良さそうです。
阪伊間急行は列車により新旧様々な車両が充当されるので趣味的に面白く、5200系充当列車であっても大阪方の2両は古参の2410系であることも多いですが稀に5200系と9020系が組むこともあるので何度でも狙う価値があり、私も実際にEW51+VX06という組み合わせを昨年撮影出来ました。欲を言えばEW51+VX05の方が良かったのですが撮影出来ることの方が珍しいのでこれでもラッキーなことです。
撮影した列車は上本町11:15発の1121レで場所は伊賀神戸〜青山町間ですがこの列車は先月19日のダイヤ変更で2610系の運用になったためこのような姿を見ることは出来なくなり、お昼過ぎにここを通過するので撮影しやすかっただけに残念です。現ダイヤでは上本町を朝早く出発する阪伊間急行に5200系が集中しており早起きしないと乗車と撮影がしにくくなりましたが名張始発の723レを上本町始発に変更して誕生した625レ(五十鈴川行き、平日は6:26発、土休日は6:31発)は4両単独で運行され、幌付きのク5100形が顔を出す貴重な列車になっています。ただ625レに充当された編成は五十鈴川に到着後明星車庫へ回送入庫し、夜まで出庫しないのでVX05が入ると撮影出来る機会が奪われる結果にもなりますが・・・
前のダイヤでは上本町を午前中に発車する阪伊間急行にL/C車の運用もあったので伊勢エリアでシリーズ21を見る機会もそれなりにあったのですが現ダイヤでは午後にならないとL/C車の阪伊間急行が無いのでシリーズ21の撮影が難しくなり、721レか821レで5200系と9020系の連結に期待するしかありません。921レ・1021レ・1121レでも良いのですが2610系よりも5200系との組み合わせの方が見る機会が少ないのでその分価値があり、今年こそはEW51+VX05の組み合わせが見たいです。