今年中には姿を見せると思われる東武500系のデザイン画と既に運行を始めている近鉄22000系のリニューアル車を見比べると東武より近鉄の方に魅力を感じてしまうのは近鉄の方が見る機会が多くなったからかも知れないですがこれから登場する車両より24年前に登場した車両のリニューアル車に魅力を感じてしまうのはそれだけ出来が良い証拠と言えます。実際非リニューアル車や22600系との連結を見ると「リニューアル車に乗りたい」って思ってしまう程で、これまで汎用形では22600系が一番って思っていた私の考えを変えてしまったので近鉄の凄さには脱帽します。ただシートのピッチは22600系の方が50mm広いですが・・・
現時点でのリニューアル車はAL10・AL12・AL15の3編成で全て4両固定車ですがこれから2両固定車にも施工されるので6両編成でも全車リニューアル車で統一された編成が見られる日も近く、前パンMc車先頭の姿に期待してしまいます。伊勢中川〜賢島間では名伊特急とそれ以外の特急で車両の向きが正反対になるので松ヶ崎〜松阪間の開けた場所や宮町〜伊勢市間のSカーブで狙うのも良く、特急・急行停車駅近辺に拘らなければ明野〜小俣間の宮川橋梁も良いですが新旧混在しているうちが狙い目であり、引退が決定的になった12200系もしっかり撮影しておきたいです。
写真は宮町〜伊勢市間を走る22000系非リニューアル車&リニューアル車の名伊乙特急(鳥羽発着)ですがこうして見ると塗装だけでなく行先表示やヘッドライト、連結器周りも両者で異なるので非リニューアル車を色だけ新しくしてもごまかすのは難しいなって感じられました。22000系の新塗装化はリニューアルと同時にやっていくと思われるので非リニューアルで新塗装というのは実現しないかも知れませんが私としてはそれは実現しない方が良いと思っており、非リニューアルは原色に限ります。
新塗装の汎用形特急車は当初22000系のリニューアル車だけでしたが最近昭和生まれの特急車で初めて12410系NN13が新塗装化され、本格的に塗装変更が始まったと言えます。NN13はB更新と喫煙ルーム設置を行った上での新塗装化なので納得ですがNN11・NN12や12400系は既にB更新も喫煙ルーム設置も終わっているので塗装変更時には特に手を加えることは無いと見られ、私があまり好きではない「色を変えただけ」が近鉄で実現することになってしまいそうです。
リニューアル車と非リニューアル車の連結部です。工事期間中のみ見られる光景なので早めの撮影をお勧めします。