「今後貴重になるビスタEX塗装の近鉄30000系」
近畿日本鉄道(特急・団体用車両)
五位堂検修車庫に定期検査のため入場していた30000系VX09が同系初の新塗装車として姿を見せ、喫煙車が残っている状態ではあるものの新生ビスタEXとして新しいスタートを切ることになりましたが気になっていた2階建て車両のデザインも悪くなく、次に新しいビスタカーを造る時も期待出来そうです。続いてV02が喫煙ルーム設置のため高安検修場へ入りましたがこれも工事対象は伊勢・名古屋方先頭のモ30252だけであるものの塗装直しがあるため対象外の残り3両も含めて新塗装化されるかも知れず、もしそうなれば客室内完全禁煙で新塗装という本来の新ビスタEXになるので実現してほしいです。
新塗装では前面運転台側窓下にあったビスタEXのロゴが無くなっているので愛称を元のビスタカーに戻すことも考えられ、全編成の塗装変更が完了した後に発行される近鉄時刻表の特急紹介ページではビスタカーと紹介される可能性があります。その頃には30000系に代わる新しいビスタカーが計画されていてもおかしくないのでそれも期待していますが実現すれば40数年ぶりの新ビスタカー誕生になるので楽しみが増えます。
新塗装車が増えてくるとビスタEX色の30000系は貴重な存在になるので今のうちに単独での姿から他形式車と連結して6両編成以上で走る姿まで幅広く撮影していかなければならないなって思っているのですが前に大阪線内や伊勢地区で撮影した写真が溜まっているので記事作成上の問題は特に無く、純粋に撮影を楽しもうと考えています。現ダイヤでは30000系を2編成連結した4+4の8両編成(V8編成)は定期運用では存在せず、終夜運転時の阪伊・京伊併結列車などイレギュラーなものに限られるのでビスタEX色のV8は撮影するのが困難ですがその分記録出来た時の嬉しさは大きく、夜遅くても綺麗に撮影出来たらそれだけで満足です。
写真は五十鈴川を通過し宇治山田方面へ向かうビスタEX色の30000系ですが営業列車ではなく回送で、それが残念なところです。五十鈴川は甲特急以外の全ての特急が停車し、甲特急が23000系伊勢志摩ライナーに統一されてからは30000系の通過は回送に限られていますが50000系による観光特急「しまかぜ」の運行が始まる前は30000系や汎用形特急車による甲特急も存在したので五十鈴川を通過する姿が見られ、京伊特急の単独列車も通過していたので見る機会はそこそこありました。