「名伊間急行に充当される近鉄5209系&1810系」
近畿日本鉄道(大阪・名古屋線系統)
車両不具合により運用から外れ、5209系VX10より一部機器を移設した上で復帰した5800系DG12ですが名古屋線唯一の新造L/C車が故障してしまったことで「何があったんだろう?」って思ってしまい、長期離脱にならなくて良かったとホッとしています。一部機器を取り外されたVX10は富吉検車区で留置されていましたがこちらも今は営業運転に復帰しており何事も無かったかのように名伊間急行を中心とした運用に就いています。
VX10を含む5209系は5200系列の中でも2編成しか存在しない貴重なタイプですがその割にはどちらも全面ラッピングを経験しておりVX09はFFCパイロゲン、VX10は世界新体操選手権です。VX09はラッピングを剥がした後数年間は標準塗装で活躍していましたが現在はKIPSカードの部分ラッピングが施されており、名古屋線の5200系列で唯一のラッピング車ということで注目しています。VX10は標準塗装での活躍が続いていますがそろそろ何らかのラッピングを施してほしいところです。
名伊間急行は名古屋方にロングシート車を2両連結した6両編成が多く、5200系列に1810系を連結するのもよく有ることですが見た目が大きく異なる車両同士の連結は趣味的には面白いものの実際に乗るなら5200系列の方が良く、名古屋行きでは最後部車両を狙うのも良いです。1810系はMc車に下枠交差形パンタを2基搭載したH26とH27の2編成が残るだけになっていますが客室内照明のLED化が行われるなどまだまだ活躍しそうであり、一般車の新造が再開されない限り廃車になることは無さそうです。
写真は蟹江〜富吉間を走る1810系H26+5209系VX10の名伊間急行ですが中間に入っていても下枠交差形パンタを2基搭載するMc車は存在感があり、駅で連結部を撮影するのも面白そうです。丸ボディ車の2両固定車でパンタグラフを2基搭載するMc車が存在するのは現時点では1810系と2800系だけで、どちらも名古屋線所属なので名伊間急行での活躍も多いですが2800系はひし形パンタなので1810系以上に目立つって感じることもあり、急行の先頭に立ったら尚撮影する気にさせてくれます。