「8両編成で乙特急に充当される近鉄12410系&12200系 」
近畿日本鉄道(特急・団体用車両)
近鉄の汎用形特急車は12200系を除く全ての形式が塗装変更の対象になっており、22600系と30000系ビスタEXは順調に変更が進んでいるように感じますがサニーカーと22000系は更新の関係でペースが遅く、特にサニーカーは12410系NN13しか変更されていないのが現状です。12400系全編成と12410系のNN11・NN12は既にB更新と喫煙ルーム設置工事を終えているので後は定期検査時に塗装変更をするだけですがNN14・NN15と12600系はまだB更新を受けておらず、高安検修場では22000系のリニューアルも行っているため全編成のB更新と塗装変更が完了するまでまだまだ時間がかかりそうです。
塗装変更の対象外になっている12200系も新車が入るまでは本格的な置き換えが出来ないので検査期限を迎えた編成は引き続き定期検査を通していますが再塗装も行っているので綺麗な姿を維持出来ており、この形式がいるうちは綺麗な旧塗装車が見られそうだなって思いました。特急車なので今後の定期検査で数年後の廃車を見越して車体の再塗装を省略するってことは無いと思いますがコスト削減のためにそれをする可能性もあるかも知れないので今後の動きに注目したいです。
汎用形特急車による列車は日中でも8両編成が充てられることがあり、4+4だったり大阪方から2+2+4だったり組み合わせはまちまちですが4+4だと昭和生まれの車両だけで揃うことも多く、塗装変更前は12200系とサニーカーによる混成や12200系だけで揃った編成も度々見ました。サニーカーだけの編成も見たことはありますが同じ形式だけで揃った4+4はあまり見ておらず過去に宇治山田で12400系の4+4を撮影したことはあるもののそれ以降は撮影出来ていません。しかもこの時はひし形パンタで揃っていたので貴重な姿になり、今撮影出来ないことを思うと凄い物を記録したと感じられます。
写真は12200系と組んで乙特急に充当される12410系ですが1枚目は五位堂を通過するNN13ほかの大阪難波行き阪伊乙で2枚目は伊勢市〜宮町間を走るNN15ほかの名古屋行き名伊乙です。NN15は12410系で唯一行先表示が幕のままの編成ですが前面は赤地に白文字でローマ字が無く、LEDに比べ行先がハッキリと分かるのでサニーカーは幕のままの方が良かったなって思わせてくれます。また同編成はきんてつ鉄道まつりの期間中に定期検査のため五位堂検修車庫へ入場していましたがB更新が近かったためか旧塗装のまま出場し、以前と変わらない姿を維持しています。