京急では800形・2000形を置き換えるため新1000形ステンレス車の増備を続けており、1177編成の投入で2031編成が置き換えられたのに続いて2041編成も1185編成の投入で運用を離脱し、残る2000形は2011編成・2051編成・2061編成の3本になってしまいました。リバイバルカラーの2011編成は最近検査を受けているので最後まで残る可能性がありますが2051編成と2061編成は新1000形の増備次第で早く運用離脱する可能性があるので撮影は早めにしておいた方がいいです。
晩年の2041編成は特にこれといった特徴は無く、朝と夕方以降に快特で活躍したり終日エアポート急行に充当されたりしていましたが2扉車時代はファンタジックトレインみらい号として特別塗装を施したことがあり、2011編成のさわやかギャラリー号特別塗装と共に非常に目立つ存在でした。2000形の特別塗装は京急創立90周年を記念して実施されたものでしたが2011編成の方は実際に数回見たほか1回だけ三崎口から品川まで快特で乗ることが出来たものの2041編成の方は1回も見ることが出来ず、知ったのは鉄道ピクトリアルの京急特集(1998年7月増刊号)を読んだ時でした。
2041編成に施された「みらい号」塗装は2011編成のさわやかギャラリー号に比べると綺麗って感じられ、1回も実車を見ることが出来なかったのが残念ですが現在運行しているブルースカイトレインやイエローハッピートレインには無い魅力があり、長く走ってほしかったです。2011編成のさわやかギャラリー号の方はどちらかというと派手って感じることが多く、特に4両固定車(2400番台)と連結すると京急車とそうでない車両が連結しているようにも感じられました。
写真は京急川崎で撮影した2041編成のエアポート急行ですが晩年はこれでの活躍が多く、停車駅は多いものの高速走行もあったので優等列車らしさはありました。2000形の8両固定車は一部の例外を除いて普通車に充当されることは無かったので優等列車専用車と言ってもおかしくなく、車内表示器やドアチャイムこそ無いものの横引きカーテンや車端部に残るクロスシート(補助椅子含む)がそれらしさを出していたと感じられましたがドア間ロングシート、車端部クロスシート(補助椅子含む)の座席配置は新1000形アルミ車や600形の改造でも採用されており、エアポート急行では贅沢な感じもします。