昔の私は東武線に乗る機会が多く、その度に西新井や春日部などで日比谷線直通列車をよく見ましたが昔は東武2000系と営団3000系が活躍し、クリーム色の2000系に対しセミステンレスで無塗装の3000系はより近代的な感じがしました。1988(昭和63)年頃から20000系と03系への置き換えが始まり、2000系は1993(平成5)年8月、3000系は1994(平成6)年7月にそれぞれ営業運転を終えましたが3000系の一部は長野電鉄へ譲渡され、同社の3500系として今も活躍を続けています。
そして今度は3000系を全て置き換えた03系が13000系へ置き換えられつつあり、2度目の世代交代が始まったことを実感していますが18m級3扉(一部5扉)だった03系に対し13000系は20m級4扉であるため1両少ない7両編成になっており、日比谷線での20m車8両編成が難しいことを実感しました。編成全体の長さは18m車8両編成で144mなのに対し20m車7両編成では140mなので4m短くなりますが輸送力は十分確保出来ていると見ており、扉の数も統一されるので整列乗車の向上にもつながると見ています。
先に営業運転を開始した13000系に続き東武70000系も来月7日から営業入りすることが決まり、ここに両社の3代目車両が揃うことになりますが7月7日をデビュー日に決めた所に東武の拘りを感じられます。しかし東京メトロが営団時代から3の付く形式に拘っているのに東武が2を止めて7にしてしまったのは「何で?」って思ってしまうこともあり、ここは思い切ってN2000系にでもしてほしかったです。
写真は西新井に到着する13000系13102編成の普通北越谷行きですが03系とは異なり同系では普通電車であっても種別を表示出来、「メトロも変わったなぁ」って思えました。東武が発表している新中期経営計画の中に日比谷線直通列車の速達化があり、50年以上に渡り普通電車しか存在しなかった日比直に優等列車が出来る可能性が出て来たので楽しみになってきましたが北千住付近の配線の関係で日比直は緩行線にしか入ることが出来ず、仮に優等列車の直通が実現したとしても緩行線走行になるので竹ノ塚や獨協大学前(草加松原)に停まる区間準急のような感じになる気がします。