近鉄名古屋駅に発着する普通電車は終日2または3両の短編成で、車掌乗務のツーマン運転こそ維持しているもののローカル感を感じますが充当車両は多彩なので趣味的には面白く、B更新未施工で今後の動向が気になる1010系T11と2000系XT01・XT02も見られるので撮影・調査には持ってこいです。かつて大阪線で活躍した2430系や2800系も見られますがどちらもB更新が行われているのでまだまだ安泰と言え、落ち着いて記録出来ます。

(2019.11.2 海山道〜塩浜間にて撮影)
津新町行きの普通電車に充当される2430系G47です。同系の3両固定車は今も大阪線残存車がいますが単独での姿が見られるのは名古屋線だけで、全線に渡って見ることが出来ます。時間帯によっては近鉄名古屋〜津新町間だけになりますがそれでも距離的には十分であり、撮影しながら普通電車でのんびり移動するのも良いです。

(2019.11.2 海山道〜塩浜間にて撮影)
G47は名古屋線の車両らしく側面戸袋部に中日新聞のステッカーが貼ってありますが同編成だけでなくG34やG46にもあり、大阪線残存で常に3+3で運用に入り、ステッカーの貼り付け対象になっていないG35・G36・G39・G40とは雰囲気が異なります。ただワンマン対応の2444系G45には貼っておらず、名古屋線の3両固定車でも対象外がいるのかと思ってしまいました。

(2019.11.2 塩浜にて撮影)
最後は鉄道まつりで車掌体験に使われたG34です。塩浜でのイベントらしく行先表示は「普通 塩浜」になっていましたがこの行先の普通電車は非常に本数が少なく、明るい時間帯の運行こそあるものの朝に名古屋発が2本(平日は1本)走るだけなので撮影難易度はかなり高いです。それでも夜遅い時間に2本だけの桑名行きよりはマシですが。