養老鉄道養老線で活躍する7700系(元東急)は昨年末までに赤帯・緑帯・緑歌舞伎の3種類が営業入りしており、残るは赤歌舞伎だけになっていましたが15日(水)よりその赤歌舞伎デザインのTQ14が営業入りしたため全4種類が出揃い、当初の計画通り2両固定車・3両固定車各3編成ずつの15両全車が出揃いました。3両固定車は中間のモ7800形の座席が一部クロスシート化されており、車内の雰囲気が変わっていますが赤帯車と赤歌舞伎車は外観が東急時代とそれ程変わっていないので元近鉄の路線を走ると違和感があり、「何でここに東急車が」って思ってしまうこともあります。

(2019.12.1 桑名付近にて撮影)
東急7700系の譲渡車は養老鉄道の前に廃止された青森県の十和田観光電鉄にもいましたがあちらも形式は7700系のままで、結果的に同系は移籍先でも同じ形式を名乗ることになりました。ただ十和田へ行った車両は改番しているのに対し養老の車両は東急時代の番号そのままであるため東急らしさがより強く感じられ、赤帯と赤歌舞伎は東急のマークを復元したら簡単にリバイバル車に出来そうな気がします。

(2019.12.1 桑名付近にて撮影)
養老鉄道の7700系は桑名〜大垣〜揖斐間の全線で活躍し、運用範囲が広いため桑名付近で待っていても全4種類撮影するのは難しいですが数を減らしている600系列の方が撮影に力を入れる必要性があるって思っているため7700系は後回しでもいいって考えであり、赤歌舞伎の撮影は近鉄の新名阪特急「ひのとり」の登場後になりそうです。あと最後になりますが写真のTQ03は年末に塩浜検修車庫に入場しており、早くも定期検査を迎えたのか車両に不具合があって臨時入場したのかが気になるものの営業入りした編成の初入場(?)ということもあって今後の動向が気になります。