名古屋と伊勢を結ぶ急行はJR東海の快速みえとの対抗上クロスシート車が多く充当され、3扉転換クロスシートの5200系列に乗車出来る機会も多いですが同系は4両固定であるため6両編成の多い急行では名古屋方にロングシート車を2両連結していることが多く、近鉄らしい(?)異種混成による組み合わせなので目立ちます。名古屋線にはシリーズ21の配置は無いので名伊間列車では9020系と5200系列の連結を見ることは出来ませんがその代わり運賃箱を備えたワンマン対応車との連結があるので趣味的に面白く、両方を乗り比べてみるのも良いです。

(2020.8.23 桑名付近にて撮影)
桑名付近のカーブを走る5211系VX11ほか6両編成の五十鈴川行き名伊間急行です。名古屋方に1810系を連結していますが連続急勾配区間を走ることが無いため抑速制動を持たない同系も5200系列やL/C車と連結して急行に充当されることが多く、単独で運用に入ることの方が珍しいのではって思うこともある程です。

(2020.8.23 桑名付近にて撮影)
撮影した名伊間急行は近鉄名古屋12:41発の1231レで、近鉄四日市までは後続の名伊乙特急1213レ(近鉄名古屋12:50発、撮影した日は鳥羽行きで運行)に抜かれず先着しますが白子から先は特急が先着なので名伊間における最速列車にはならず、「いくら急行が速いといっても名古屋の時点で特急との差が9分では白子までの逃げ切りは無理か」って思ってしまいました。四日市〜白子間にある急行停車駅は塩浜と伊勢若松の2駅で、特急通過待ちはそのどちらかで行いますが下り伊勢中川方面は伊勢若松で行うことが多く、駅前が寂しい同駅で停車時間が長くなるのは有り難くないことです。