「全列車の「ひのとり」化が決定した近鉄名阪甲特急」
近畿日本鉄道(特急・団体用車両)
年明け前にHV53が入線したことで近鉄入りしていない80000系「ひのとり」は6両編成のHV14だけになり、名阪甲特急の「ひのとり」への統一は目前になっていましたが8日(金)に近鉄から正式に2月13日(土)より名阪甲の全列車を「ひのとり」にすると発表があり、アーバンライナーによる鶴橋〜津間ノンストップ運行が終了することが決定しました。甲特急から完全撤退するアーバンライナーは乙特急の全列車を引き受けるため名阪特急は停車駅の少ない甲が「ひのとり」、主要駅停車の乙がアーバンライナーに揃えられ、レギュラーシートのみの汎用形特急車は撤退するため僅かに残る12200系の動向が気になるところですが3月を待たずに定期運行から離脱するのか、それとも3月まで残るのかが注目点です。

(2020.11.23 法善寺〜恩智間にて撮影)
「ひのとり」は当初6両編成のみの運行でしたが昨年11月21日(土)より8両編成が加わり、中間に先頭車を挟まない固定編成では近鉄最長になっていますが検査等で4両ずつに分割出来るように4号車と5号車は半室運転台を備えた車両になっており、5号車のモ80700形はその運転台とベンチスペースが向かい合わせになっています。ただ室内側には窓が無いためベンチスペースから運転台を見ることは出来ず、どのような構造になっているのかはわかりません。

(2020.11.23 法善寺〜恩智間にて撮影)
撮影した列車は近鉄名古屋10:00発の060レで、昨年11月21日より8両編成で運行されていますがこの日はHV51が充当され、綺麗な姿で大阪難波方面へ向かっていきました。私は「ひのとり」がデビューしてから名阪甲は「ひのとり」のプレミアムシートのみ選ぶようにしており、これまで名古屋発で都合の良い列車が平日は067レ(17:00発)、土休日は0766レであったためその2列車を重点的に狙っていましたが一番都合が良いのは065レ(15:00発)であったため同列車が「ひのとり」化されるのは有り難く、今後名古屋入りする時は065レで狙うことも考えています。