2月13日(土)より近鉄の名阪特急は停車駅の少ない甲特急が「ひのとり」、主要駅停車の乙特急がアーバンライナーにそれぞれ統一され、汎用形による運用が無くなりますが少し前までは乙特急にビスタカーが充当されることもあったため楽しみが多く、運賃+特急料金だけで2階席を利用することが出来たため魅力的でした。ビスタカーは伊勢志摩方面の列車に多く充当されるため名阪乙から撤退しても見る機会はいつでもありますがその中でも京伊特急は最長で片道195.2kmを走るので凄さを感じられ、単線の新ノ口短絡線を通過するので趣味的にも面白いです。

(2020.10.24 松阪にて撮影)
4両単独で京伊特急に充当される30000系ビスタカーです。既に登場から40年以上が経過していますが2度のリニューアルで平成生まれの特急車並みに内装を一新しており、車内表示器や座席コンセントは無いものの22000系や22600系に引けを取らない車内設備になっていると感じられます。

(2020.10.24 松阪にて撮影)
撮影した京伊特急は宇治山田9:20発の900レで、充当されたのはV09でしたが宇治山田始発の京伊特急というのは珍しく、イレギュラーさを感じます。同駅始発の特急は閑散期の阪伊乙にも見られ、賢島方が行き止まりになっている2番のりばから発車しますが900レについては駅の時刻表に2番のりばから発車する旨の表記が無く、鳥羽方から回送で4番のりばに入線しているのかも知れないので機会があれば調べてみたいです。